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趣味とは、仕事に疲れた時の癒し、そして長い老後の最良の友。 いわば人生のオアシスである。(酒井正敬)

『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』を読んで取り入れたいと感じた思考法・スキル10選!

 

コンサル「最初の3年間」の技術と作法 99にまとめ解説 | NIKKEIリスキリング

 

先日、会社の同僚から一冊の本を薦められました。それが高松智史さんの『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』です。

 

コンサルティング会社で働いた経験のある高松さんが、コンサル会社に入社して最初の3年で学んだことを99個の思考法・スキルとして紹介しています。1年目➡2年目➡3年目と思考法がステップアップしていくので、とても読みやすい本ですね。

 

私は経理職なのでそんなに関係ないかと思っていたのですが、読んでみたら自分の業務にも取り入れたいと感じた思考法・スキルがたくさんありました。やはり知的労働の最高峰であるコンサルティングの思考法はすごいです。

 

今回は、『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』を読んでみて、私が自分でも取り入れたいと感じた思考法・スキルを10個に絞って紹介します!

 

興味を持たれた方がいらっしゃったら、是非本書を手に取ってみてください。

 

 

 

著者と本書の紹介

まずは著者の紹介です。

 

著者の高松智史(たかまつさとし)さんは、1979年に東京で生まれ、2002年に一橋大学商学部を卒業しています。

 

大学卒業後はNTTデータを経て、2005年にボストン・コンサルティング・グループ(BCG)に転職します。

 

8年間のBCG在籍時を経てコンサルティングの思考法・スキルを習得したのちに、2013年BCGを退職し、「考えるエンジン講座」を提供する株式会社KANATA設立します。

 

www.kanataw.com

 

「考えるエンジン講座」とは、高松さんががBCGでマネージャーまで上り詰めた際の核となる「考える力」のスキルをマンツーマン形式で伝授する講座のことです。

 

2021年以降はコンスタントに書籍を出版しております。

 

著作一覧

・変える技術、考える技術
・フェルミ推定の技術
・フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
・答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術
・「暗記する」戦略思考
・コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト

 

そして今回紹介するのが『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』で、高松さんが8年間のコンサル人生の中で培ってきた思考法・スキルがこれでもかと詰め込まれています。

 

 

 

私が取り入れたいと感じた思考法・スキル10選

ここからは私がこの本を読んで、仕事や生活に取り入れたいと感じた思考法・スキルを紹介していきます。

 

本書の特徴として、「VS形式」でどちらの思考法のほうが仕事の面でより効果を発揮するかを述べていく流れになっています。

 

基本的には「良い考え方」VS「悪い考え方」という順番になっていますので、それを踏まえてごらんください。

 

見出しの前の番号は、本書の中での章番号となります。

 

003:「相談+報告」VS「相談」

 

相談した後にその結果の報告までするか

     VS

相談したらそこでおしまい

 

社会人になると、仕事でもプライベートでも誰かに何かを相談する場面が数多くありますよね。むしろ相談しながら進めていくのが仕事ともいえます。

 

とある仕事の進め方についてAさんに相談した後に、実際にその仕事がうまくいったかどうかに関わらずAさんに結果を報告しましょうと述べられています。

 

相談を受けたほうは、その結果がどうなったのかって結構気にしてるものです。相談に対してのアドバイスが適切だったのかどうか、もっと良いアドバイスがあったのではないかと考えたりしますよね。あと相談者のことが純粋に心配だったりします。

 

また人によっては、「相談したのに結果報告してくれないなら、次は相談を受けるのはやめよう、後回しにしよう」と考える人もいるかもしれません。

 

なので「相談」と「報告」はセットにすべきなのです。きちんと報告をすると2人の関係はより深まりますし、また次回も相談しやすくなります。アドバイスする側も気持ちよく相談に乗れますね。

 

相談しっぱなしではなく、きちんと報告までしてクローズするようにしましょう!!

 

019:「+2度」VS「平温」

 

いつもよりテンションをプラス2度上げて仕事をする

     VS

平温で淡々と仕事をする

 

ビジネスにおいてもやはり人と人の関わり合いですから、そこには好き嫌いはどうしても介在してしまうと思います。

 

「あの人のことはなんとなく好きだから仕事でも積極的にかかわろう」とか、「この後輩は可愛げがあるから困っていそうだったら助けてあげよう」とか、そういうことって絶対にありますよね。

 

人に好かれることは一種の才能のような部分もあるかと思いますが、技術というか心構えによって良い方向に変えることもできます。

 

著者は「テンションをプラス2度上げる」と表現しています。つまらなそうに仕事をしている人よりも楽しそうに仕事をしている人のほうが一緒に仕事をしたいと思いますよね。

 

ランチや飲み会でもブスッとした態度でいる人は次回は誘わなくなったりすると思います。

 

率先してテンションをプラス2度上げて、「この場を盛り上げようとしてくれている」という気持ちが周囲に伝わると、それがあなたという人間を際立たせてくれるとともに、職場にも活気をもたらすはずです。

 

038:「Day0」VS「Day1」

 

Day0:プロジェクトが始まるまでの日に準備を進める

     VS

Day1:プロジェクトが始まる日から仕事を始める

 

仕事をしていてよくあるのが「キックオフミーティング」というやつですね。大きめの業務や、複雑なタスクがある際に、一番最初に関係者一同を集めて論点とかやるべきことを整理をする会議です。

 

著者は「キックオフミーティングが始まるまでの日=Day0」の過ごし方がとても重要だと述べています。要はキックオフミーティングの場=Day1が来て初めて考え始めるのではなく、事前に準備しておこうということです。

 

事前に自分なりに論点を整理して、簡単なエクセルやパワポにまとめておいたものをキックオフミーティングでさっと見せたら、それが大したクオリティーでなくてもかなり重宝されることでしょう。周りからの信頼も大きく上がるはずです。

 

それに仕事というのは追いかけられると辛く感じてしまうものですが、一歩でも先に進んでいると楽しく感じるものです。周りがまだスタート地点に立っていない中で、先行してチェックポイントを通過していることは大きな心の余裕が生み、その仕事を自分がリードしているというやりがいも生まれるでしょう。

 

会社のためではなく、自分のためにDay0の準備をしっかりとやりましょう。

 

039:「誰が活字に落としたか?」VS「誰が言ったか?」

 

ミーティングや雑談の内容をメモとして残しておく

     VS

良いことは言うけどメモには残していない

 

最近は会議の内容を録画することも多くなってきましたが、簡単に会議の内容を振り返るとしたら、やはり簡単な議事メモのほうがパッと見で分かりやすいですよね。

 

著者は率先して活字にまとめることの重要性を述べています。

 

だって議事メモにまとめるのって面倒ですよね。でもそれを率先してやった人は感謝されること間違いないです。なんなら活字にまとめただけなのに会議自体が自分の成果になる可能性もあります。

 

あくまでメモなので100%のクオリティは必要ありません。論点を大きく外していないのであれば50%の出来で十分かと思います。

 

会議後にしれっと議事メモをチャットやメールで送ることを習慣づけておけば、自分の理解の整理にもなり、チームの共通認識が作られたり、あなたの評価が上がったりといいことづくめですね!!

 

061:「FYI」VS「FYIって何だ?」

 

あの人にこの情報を共有してあげたい

     VS

あの人が知りたがっていた情報だけど別にいっか

 

最近同僚からで「FYI」とついたメールが届きました。私は最初この3文字の意味が分からなかったのですぐにググってみたら「For Your Information=あなたのための情報」という意味なんですね。分かりやすく言えば「ご参考までに」という感じですね。

 

著者は有益情報にアンテナを立ててFYIを習慣化することが自己の成長にもつながると述べています。

 

「あの人この情報を欲しがっていたな」とか「あの人にこの情報を共有しておけば後続の仕事がスムーズに進みそうだな」と思ったときに、「FYI」をつけてさっと情報共有することができれば、あなたには「仕事ができる人」、「気が利く人」、「自分のことを理解してくれている人」といった評価が付くと思います。

 

そして返報性の原理で、逆にあなたのもとにもFYI情報が集まってくるようになるかもしれません。あなた自身が情報の集積場になれるのです。

 

「こんな情報送ってもおせっかいかな」と臆するのはもったいないですね。マイナス情報や、誤情報でないのであれば、自信をもってFYI情報を共有してみましょう!

 

062:「反省純度100%」VS「99%」

 

言い訳しないですぐに100%で謝る

     VS

非が無いところは言い訳しつつ謝る

 

仕事をしているとなんらかのミスやトラブルはつきものです。そしてそれらは自分が原因の場合もあるし、間接的に自分が関わっている場合など、自分の責任の割合はケースバイケースかと思います。

 

著者はその際に反省の純度を100%にして言い訳を絶対にしないことが重要だと述べています。

 

起きてしまったミスやトラブルを無かったことにすることはできません。言い訳をしても仕方がなく、いかに早くリカバリーできるか考えることが重要になってきます。

 

言い訳をしても自分の格を下げるだけです。反省するときは純度100%で反省し、すぐに次の手を打つ姿勢を行動で示しましょう。

 

064:「1時間前行動」VS「5分前行動」

 

早めに集合場所について仕事モードになっておく

     VS

5分前に集合場所について時間をもてあます

 

集合時間や予定時間のどれくらい前に動くかは、人によって、会社によって、部署によって文化や慣習があるかと思いますが、5分前行動とはよく言われますよね。ただ社会人にとって遅れないことは当たり前です。

 

著者は5分前行動よりも1時間前行動のほうが生産性が高いと述べています。

 

たとえば待ち合わせ場所に5分前についたとしても、その5分間は集中して何かに取り組むのには短すぎると思いませんか。ちょっとスマホでメールを確認することくらいしかできないと思います。

 

それなら大胆に1時間前に到着しておいて、近くのカフェや落ち着いて作業できる場所に着席し、がっつり仕事モードになったほうが生産性はかなり高くなるでしょう。

 

それに5分前行動だとちょっとした予定のズレで遅刻してしまう恐れもありますしね。もちろんすべての場面で1時間前行動をすることは難しいかもしれませんが、5分や10分も無駄にしないという気持ちを持つことが、それをしない人との差になっていきますね。

 

065:「『あれどうなった?』前」VS「『あれどうなった?』あと」

 

進捗報告は聞かれる前にこまめに行う

     VS

聞かれるまで進捗報告をしない

 

頼まれていた仕事の報告をすることはもちろん大切ですが、その報告のタイミングは気にしていますか?

 

著者は、仕事を振ってくれた人に聞かれる前に報告することが大事だと述べています。

 

もし「あの仕事どうなった?」と聞かれてしまった場合は、それは「自分の期待していたペースより遅いなあ...」と思われているのと同義なのです。

 

おそらく仕事を振った人も「まだ途中かな?まだ聞くの早いかな?」とか考えると思うので、進捗をあえて聞くタイミングというのは、ある意味我慢の限界というタイミングであることもあるでしょう。そうなったらあなたへの信頼は落ちてしまいます。

 

きちんと希望の納期を確認したうえで、1日でも早く仕事を完成させることを意識しましょう。

 

081:「梯子は外さない」VS「梯子を外す」

 

指示したことは全て責任を持ち見捨てない

     VS

指示したことは指示された側の責任と考える

 

「梯子を外す」とは「人をおだて上げておいて、態度を変えて応援するのをやめ、孤立させること」を意味します。

 

仕事でいうと、部下に指示して仕事をさせていたのに、その指示が誤っていてトラブルが発生した際に、部下の仕事の進め方が悪かったせいにするといった感じでしょうか。

 

ただこれを一度でもやってしまうと、あなたには誰もついてこなくなってしまいます。指示通りにやったのに責任をなすりつけられてしまったのなら、もうその人の指示をまともに聞くのはためらってしまいますよね。

 

著者は、指示した側は間髪入れずに自分の責任だと表明しなければいけないと述べています。これを徹底すれば、部下は安心して仕事に臨むことができます。

 

自己保身はカッコ悪いし、チームメンバーからの信頼が失墜する最悪の行為です。自分が指示したことは最初から最後まで責任を持ちましょう。

 

104:「古き良き時代」VS「新世代」

 

忙しさや理不尽さは意識せずとも成長につながる

     VS

ホワイトな職場では自分で成長する意識をもたないといけない

 

昨今はブラック労働の規制や、ハラスメント防止の意識が高まったおかげで、職場のホワイト化が社会的に進んでいると思います。

 

もちろんそれは素晴らしいことであって、その方向に社会全体が進むべきだと思います。著者は、その一方で社員に対して過保護になってしまうと社員の成長の機会が減ってしまうという側面もあると述べています。

 

昔だったら有無を言わさず無茶な仕事を長時間させられていたせいでいつの間にか仕事の能力が成長していた人がいたと思いますが、今は労働時間も制約され負荷の高い仕事も軽減されていっているため、成長したいと思ったら自分から前向きに仕事をもらいにいかないといけなくなりました

 

「成長は自己責任」となったのです。会社に長くいれば自然と成長できる時代は終わってしまいました。それが良いか悪いかはさておき、今の時代は成長の機会を自分からつかみ取りに行く必要があるということを肝に銘じておきましょう。

 

 

 

おわりに

今回は、『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』を読んでみて、私が自分でも取り入れたいと感じた思考法・スキルを10個に絞って紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

 

私自身がこういうコンサルティングの突き詰めていく思考法にあまり触れてこなかったので、本書で紹介されているスキルには学ぶところが多々ありました。

 

そして、この本で紹介している思考法やスキルは、業種に囚われず、幅広い職種で働く人に応用が可能だと思います。

 

皆さまもぜひ本書を手に取って頂いて、自己成長の一助として頂けたら幸いです。

 

 

 

本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!