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趣味とは、仕事に疲れた時の癒し、そして長い老後の最良の友。 いわば人生のオアシスである。(酒井正敬)

交通量調査員のバイトが廃止!?交通量調査の概要と廃止内容について解説!

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ネットニュースを眺めていたら「道路交通量の調査員廃止へ、カメラとAIで常時観測を国交省検討」という記事が目に入ってきました。


交通量調査って一度はやってみたかったバイトなんですよね。


昔やってた「けいおん」っていうアニメで、主人公の唯がギターを買うために交通量調査のバイトをしていたシーンが思い出されます。めっちゃ憧れてました笑

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自分でも求人を探してはみたものの、なかなかタイムリーに出くわすことがなく、経験しないまま社会人になってしまいましたね。


そんな淡い憧れを持っていた交通量調査のバイトが、廃止を検討されているということで、ちょっと気になったので、今回は交通量調査の概要と廃止検討内容について調べてみました。

 

 

 

交通量調査とは?

交通量調査とは正式には、「全国道路・街路交通情勢調査」のことをいいます。

 

国土交通省と自治体が協力して実施しており、全国の道路交通の現況と問題点を把握し、将来にわたる道路の整備計画を策定するための基礎資料を得る目的で、1928年からおおよそ5年に一度の頻度で行われています。前回は2015年に行われていますね。


原則として9月から11月の秋の涼しい時期に1日かけて行われています。

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一般交通量調査とは?

交通量調査は大きく分けて2つの調査に分類されます。


一つ目が「一般交通量調査」、二つ目が「自動車基点終点調査」です。

 

まずは「一般交通量調査」ですが、これは皆様がイメージしているであろう交通量調査を含む調査のことですね。


道路の脇でカウンターを持った人が、車が通るたびにその数をカウントしているやつです。


一般交通量調査では、高速自動車道から一般都道府県道までの全路線及び指定市の一般市道の一部を対象として、道路状況を調査します。


一般交通量調査の内容も3つあります。

 

各区間の長さや幅員、車線数などを把握する「道路状況調査」

ある一定時間内での通過交通量を調べる「交通量調査」

混雑時、昼間の非混雑時の車両のスピードを調べる「旅行速度調査」

 

今回廃止の対象となっているのは、「交通量調査」のうち、調査区間に配置した調査員が目視で集計する部分ですね。

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自動車基点終点調査とは

交通量調査には、もう一つ「自動車起点終点調査」というものがあります。


これはOD調査ともいいますね。オリジン・デスティネーション調査の略です。


これは無作為に抽出された車両のオーナーに依頼し、ある1日の車両の動きにについて調査票に記入して回答してもらうというものです。

 

これにより地域内や地域間で車の流動状況を把握することができ、交通施策や街づくりに役立てることができます。


調査内容は一般車であれば出発地・目的地、運行目的、乗車人数などを、貨物車であれば加えて積載品目、積載量などが聞かれますね。


こちらは完全に機械化することはできないと思うので、いつかあなたにも依頼がくるかも
しれませんね。

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今回廃止になる交通量調査と今後について

今回廃止の対象となっているのは、「交通量調査」のうち、調査区間に配置した
調査員が目視で集計する部分ですね。


国土交通省によると、今秋の調査から、国が担当する区間に限り、調査員による観測を廃止するとのことです。


なのでいきなり全ての交通量調査のバイトがなくなるというわけではないみたいですね。


自治体が担当する区間においては、今まで通り雇用した人による目視観測が行われると思います。


ニュースによると、これからは目視観測に代わり、交通監視カメラの映像を人工知能で解析する手法に転換していき、業務の効率化やコスト削減につなげていくとのことですね。

 


将来的にはこの機械観測を活用して、交通量を常時観測し、渋滞予測に繋げていくなどの狙いもあるようです。

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この転換について、人の仕事が機械に奪われるといった悲観的な声も多くあるとは思いますが、こういう統計データの収集については、機械に置き換えていったほうが精確性が上がると思うので個人的には賛成ですね。

 

正直交通量調査のカウントって、人の目視観測だとどれくらい精確なのか疑問でしたからね。適当にやってもバレないだろうし、長時間の単純作業で集中を保ち続けろというほうが無理な話だったと思います。


より高精度のデータを得ることができるようになるのなら、機械に置き換えた方が最終的には我々に実利となって返ってくる気がしますね。

 

 

 

おわりに

しかし、交通量調査のようなバイトは、学生のちょっとした小遣い稼ぎや、仕事の無い方の割のいい稼ぎという側面もありましたし、人とコミュニケーションをとるのが苦手な人にとって、特に会話せずに黙々と作業できる仕事として、ある種の雇用の受け皿となっていたと思います。


ただ今後機械化が加速していくと、交通量調査に類似したような仕事はドンドン機械に置き換えられていくんでしょうね。


機械自体のコストが低下していくと、今までは、機械を買うより人を雇ったほうが安いという感じで人がやっていた仕事が人件費よりも機械を導入するコストのほうが低いということで、ドンドン置き換えられていくことが随所で起きると思われますね。


それが良いのか悪いのかは判断しかねますけど、いずれはそういう未来が来るということは覚悟しておかないといけませんね。

 

本内容について動画も投稿しておりますので、よかったらご覧ください⤵


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本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!