※この記事は、2020年5月13日に更新しました。
オーストラリア、レンタカー旅行の後編です!
前回はシドニーでレンタカーを借りるまでの過程を紹介しました。
今回の後編では、まず実際のドライブの模様を動画でお伝えしようと思います!!
そのあとでオーストラリアの交通事情・運転上の注意点・給油方法などを解説していきます。
オーストラリアをレンタカーで旅行する際の参考にしてください!それではレッツゴー!!
- シドニ―からジンダバインへの往復ロングドライブルート
- 『ジンダバイン~キャンベラ』のドライブ動画!!
- オーストラリアの基本的な交通ルール
- オーストラリアの道路事情
- ガソリンスタンド での給油
- オーストラリアのドライブで感じたこと
- おわりに
シドニ―からジンダバインへの往復ロングドライブルート
さてシドニー空港で無事にレンタカーを借りて、いざジンダバインへ片道で走行距離約450km、時間にして約5時間のロングドライブの開始です!
経路は以下の通りです。カーナビが付いていなかったので、Google Mapのナビゲーション機能を使っての旅となりました。
後で解説しますが、オーストラリアの高速道路では一部有料区間があり、日本みたいに料金所がなく、ナンバーなどの情報を元に自動的に課金されるシステムになっています。
「海外旅行者が、その自動課金される料金を支払うのがとても面倒だ」という事前情報があったので、今回は有料区間を一切通らないルートを選択しました。
無料の高速道路を使って南西に突き進み、途中では首都キャンベラの近くを通るルートでジンダバインまで行き、コジオスコ登山を終えてまたシドニーに車で帰ってくる行程です。
9月17日:シドニーからジンダバインへ車移動
9月18日:コジオスコ登山
9月19日:ジンダバインからシドニーへ車移動
『ジンダバイン~キャンベラ』のドライブ動画!!
では早速、百聞は一見に如かずということで、実際のドライブの動画を撮影しておいたので見てほしいと思います!
動画は9月19日の『ジンダバインから首都キャンベラまで』のドライブの模様です。
180kmをほぼノンストップで走りました。あまり編集もしていない垂れ流し動画ですので、雰囲気だけでも感じ取ってもらえれば幸いです!!
オーストラリアの基本的な交通ルール
ドライブ動画はいかがでしたでしょうか?楽しんでいただけたなら嬉しいです。
さてここからは、オーストラリアでドライブする際に知っておいてほしいことを紹介ししていきたいと思います!!
海外旅行中に交通違反や事故を起こして警察のお世話に....なんて考えただけでも怖いですね。
特にそこまで英語が得意ではない人がそんなことになったら、地獄のような結果になると思います。
ということでオーストラリアの基本的な交通ルールを見ていき、安全運転の優良ドライバーになりましょう!
長期滞在する場合はいろいろと細かく覚えないといけないかと思いますが、数日間旅行目的で車を使うということであれば、基礎的なところを抑えておけばいいと思います。
基本的には日本の交通ルールと同じ!
・右ハンドル
・左側通行
・信号は『赤・黄色・青』
日本と同じ点は、右ハンドルの左側通行です!完全に日本と同じです!これは正直助かりますね。たいして違和感なく運転することができるのは心のゆとり的にも大事かと思います。
また信号が『赤・黄色・青 』です。これも日本と同じですね。シートベルトもきちんとつけましょう。
日本の交通事情と違う点
・サークル型交差点「ラウンドアバウト」に注意
・ハザードをお礼に使わない
・歩行者優先
大きく違うのはサークル型の交差点「ラウンドアバウト」の存在かと思います。日本でも地方だと導入している地域があるかと思いますが、まだ一般的ではありませんね。
オーストラリアでもシドニーのような都市部では見かけませんでしたが、地方の町ではガンガン遭遇しますので、レンタカーで地方に移動するという人はルールを覚えておいたほうがいいと思います。
詳しくは上記のサイトを見てもらえれば分かると思いますが、体験した身からいうと「たいして難しくない」という感想です。
流れに任せていけば何も問題ありません。1回通過してみれば勝手もわかるので、事前に知識だけ頭に入れておいてあとは実地で感じましょう。
そもそも渋滞緩和・効率化の為に導入されているシステムなので、ドライバーにとって難しいわけがないのです。
簡単じゃないと逆に渋滞になってしまいますからね。ということであまり、身構えずにいきましょう。
その他に日本と違う点でいうと、日本ではお礼の際に気軽に使う「ハザード」ですが、オーストラリアではあまり使いません。
あくまで緊急時や停車時に使う程度にとどめておきましょう。
あとは歩行者優先度合いがかなり強いです!!
信号機のない横断歩道で渡ろうと待っていると、けっこう大型の車でも普通に止まってくれます。。運転するときは、きちんと歩行者を優先してあげましょう。
オーストラリアの道路事情
道路の分類
有料道路(TOLL)には入らない!
冒頭で紹介したように、オーストラリアでは一部有料道路区間が存在しますが、それ以外は基本的には無料です。高速道路の大部分も無料です。
オーストラリアの道路は以下のような分類になっています。
①一般道路:日本と同じ意味合いで普通の道路ですね。街中などの道がこれに該当します。街中ゆえ逆に速度制限のルール等が細かいので注意が必要かもしれません。
②ハイウェイ:日本でいうところの「国道」というような意味合いです。一般道路よりもきちんと整備された幹線道路です。歩行者や自転車も通行可能です。
③フリーウェイ:日本における「高速道路」が該当する自動車専用道路となります。高速道路ですが無料です。『フリーウェイFreeway(Fwy)』あるいは『モーターウェイMoterway(Mwy)』と呼ばれますね。高速道路なので緊急時以外は駐停車禁止です。
④有料道路:ごく一部存在するのが有料道路『TOLLWAY』です。シドニーやメルボルンなどの都市部周辺に点在しています。支払いは日本でいうETC機器である「e-TAG」を搭載することで、有料道路通過時にセンサーが読み取ってくれて自動的に支払処理が行われます。料金所はありません。
ただしレンタカーにはe-TAGが搭載されていません。
e-TAGを搭載していない車が有料道路に入ると、センサーのあるゲートを通過時に撮影され、車のナンバープレートを元に車両の登録住所に請求書が送られてきます。
ただ海外旅行者がレンタカーで通った際に支払い処理をする場合はけっこう面倒なようです。
ですので基本的には有料道路は避けた方が無難でしょう。余計な手間を増やすのも嫌ですしね。
シドニーから郊外に出る時は『TOLL』と書かれた道には進まないように気を付けましょう。
高速道路のパーキングエリア
オーストラリアの高速道路にも日本のパーキングエリア・サービスエリアのような「レスト・エリア(RestArea)」があります。
※実際に寄ったレストエリア
場所にも寄りますが、軽食の食べれるレストランがあったり、売店や給油所があったりします。トイレだけがあるただの休憩所みたいなところもありました。
ただし日本と同じほど点在していると期待してはいけません。
次のレストエリアまで100kmとか間隔が空いてたりしますので、こまめな補給・給油を心がけるようにしましょう。
ガソリンスタンド での給油
レンタカー旅行で避けて通れないのが「給油」です。海外の給油は不安ですね。
ということで事前にどうやるかを確認していきましょう。
ガソリンの種類
オーストラリアではガソリンスタンドのことを、『Service Station(サービスステーション)』、または『Petrol Station(ぺトロールステーション)』と呼びます。基本はセルフサービスとなります。
ガソリンのことはPetrol(ペトロール)、もしくはFuel(フュール)と言えば通じます。そしてガソリンにもいくつか種類がありますが、基本的には以下の分類です。
・Unleaded:レギュラー
・Diesel:ディーゼル車用
・E10:バイオ燃料
Unleadedの中にも91~95といった種類がありますが、これはオクタン価を示しており、要は数字が大きいのはハイオクガソリンとなります。ハイオクほど値段も高いです。
普通のレンタカーならUnleaded91という一般的なレギュラーガソリンを選択しておけば問題ないでしょう。
ただもちろん車種によっても変わるので、そこは事前にレンタカー会社に確認しておいたほうがいいかもしれません。
給油の手順
給油の手順については店によって変わると思うのですが、私が給油した際はこんな感じでした。
①ガソリンスタンドに入り、給油ポンプの横で停車
②ガソリン選択画面があるので、ガソリンの種類と給油量を選択
③ガソリンを車に給油する。
④店舗の中に入り、店員さんに給油ポンプの番号を言う(ナンバー3!的な感じで)
⑤店員さんのところに給油データが飛んできているので、言われた料金を払う
といった感じでした。完全セルフではなく半セルフでしたね。
シドニーとジンダバイン、キャンベラの3か所で給油して全部の場所で上記のような手順だったので一般的な手順かと思われます。
オーストラリアのドライブで感じたこと
ということで、オーストラリアのドライブで求められる必要最低限の情報をお伝えしてきましたが、ここからはオーストラリアドライブでの個人的な感想を紹介していきます。
日本車が多い
まず驚いたのが、日本車がかなり多いことです!!
信号待ちをしている車を見ていたら車の並びが『トヨタ ⇒ マツダ ⇒ スバル ⇒ ホンダ』みたいなシーンがありました。体感的には半分以上は日本車だったと思います。
他の車もBMWとかベンツとかだったりしたので、まるで日本にいるのかのような感覚になりましたね。ちなみに日産はあまり見なかった気がします。
安全運転のドライバーがほとんど
『海外のドライバーって運転が荒いんじゃないかな?』という不安を持っている人もいるかもしれませんが、オーストラリアのドライバーは本当に安全運転の優良ドライバーばかりでした。
煽り運転や斜行、異常なスピード違反は3日間で一度も見ていません。
高速道路の制限速度は100km~110kmであり、少しはオーバーしてる車もありましたが、常識の範囲内です。この3日間のドライブでヒヤリとした場面はありませんでしたね。
自動速度違反取締機が多い
優良ドライバーが多い理由かもしれませんが、オーストラリアは自動速度違反取締機の設置がかなり多かったです。都市部でも郊外でもかなりの数がありました。
「郊外のこんなところに必要ある!?」という言葉が出そうな場所にもあったりするので、そんなにスピードを出して走り続けられません。
必然的にドライバーも安全運転をせざるを得ないのかなーと思いました。
高速道路は動物の死体がゴロゴロ転がっている
けっこう衝撃的だったのですが、高速道路には動物の死体がゴロゴロ転がっています。人生で初めて見たカンガルーは道路わきで横たわっている死体でした。。
感覚的には5kmおきに1体は必ず死体がありましたね。多い区間だと1kmに1体くらいです。
片道で100体以上の死体を見たので、もう帰りでは何も感じなくなってしまいましたね。
道が果てしなく長く続いている!!
さすが広大な土地を有するオーストラリア。道路が果てしなく先まで続いております。
途中のGoogle Mapのナビゲーション...
『次、90km先を右折です』
90km!?んなアホな!!って思わず叫んでしまいました。。高速道路がどこまでも続いておりました。。
ちなみに「やっと90km終わった...」と安堵していた次のナビは『次、60km先を右折です』でした。。心が折れますよ....
ただ道はずっと平坦な道という感じではなく、ちょっとした丘のアップダウンが延々と続くというような感じでした。
なので『地平線が果てしなく先に見える』という感じではなく、丘を上っては下り、上っては下りを繰り返す感じでした。
郊外の道路脇は放牧されてる動物がたくさん見れる
郊外の道路を走っていると、放牧なのか野生なのかはよく分かりませんが牛・馬などの動物がたくさん見れました。
ときおり休憩がてら眺めているととても和みましたね。まさにカントリーロードといった趣でした。雄大な自然の中をドライブするのはとても楽しかったです!!
おわりに
前後編とオーストラリアのレンタカードライブ旅行について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事を見て自分にも海外ドライブができそうだと思ってもらえたなら嬉しいです。
安全運転を心掛ければめったなことではトラブルは起きませんので、思っている以上に難しくないと私は思っていますので、是非チャレンジしてみてください!!
私はオーストラリア旅行で一番楽しかったのは、シドニーマラソンでもコジオスコ登山でもなく、間違いなくこの往復900kmのドライブだったと思っています。
あなたの旅行にドライブという刺激的なスパイスを加えてみるのいかがですか?