※この記事は2020年5月3日に更新しました。
『マラソンのコースってどうやって距離を測定しているのだろうか?』
『自分でジョギングのコースの距離を測りたい!』
この記事はそんな考えを持っている人へ向けて書いています。
はじめまして。
毎日のジョギングコースを5kmから6kmに増やしました、ブログ主のみつおです。
僕はランニングコースを設定するときに、以下の2つのサイトを使っています。
①ゴールとスタート地点が違うとき
②ゴールとスタート地点が同じとき
ただこれらのサイトで測る距離と実際に走ってみた距離は、GPS計測と比較すると、カーブ、坂道、階段などの影響で若干差異が発生してしまいました。
どっちが正しいのかはよくわかりませんが、距離を正確に測るというの難しいです。
そしてこの時、
『マラソン大会などのコースって、どうやって正確に距離を測定しているんだろう?』
という疑問が生まれました。
ということで今回はマラソンコースの測定方法について調べましてので、紹介していきます!
マラソンコースの測定方法は主に2つ
調べる前のイメージはこれでした。コロコロして測るやつ。
さすがにアナログすぎますね。大きな大会ではやはりコレは使用されないみたいです。
そもそも42kmをコレで測るのは大変ですね。
実際のところですと日本の大会は、以下の2つの方法によって計測されています
・自転車の回転測定器による計測
・5mm幅で50mのワイヤーによる計測
また外国人が参加する公認大会では自転車計測が義務付けられているそうです。
また国際大会では、国際陸上連盟公認公式計測員の資格を持つ人でなければ計測することができません。
計測した距離については、プラス0.1%が許容範囲と決められています。
つまり『42.195kmより1cmでも短いとだめだが、プラス42.195mまではOK』ということです。
自転車計測の方法
ワイヤ計測は、ワイヤを伸ばし50m毎に計測するものでイメージしやすいと思います。
今回は国際大会規定である自転車計測についてみていきましょう。
自転車計測に必要なもの
自転車計測に必要なのは前輪に取り付ける専用のカウンターを装着した自転車です。
1台のみで計測するのではなく、2台や3台など複数の自転車で同時に計測するようにして平均値をとり誤差を少なくしているようです。
前輪には、自転車が進むと数値が増える専用のカウンターを取り付けてあります。
42.195kmの測定の前に『400m進む際のカウンター数』を各自転車で記録しておきます。
自転車の整備状況、乗る人などによってカウンターの進みは微妙に変わるので、各自転車で400mのカウンター数を慎重に調べておきます。
そして実際にコースを走り、実際のカウント数と事前に測定して400mのカウント数から、コースの距離を算出するわけです
コースのどの部分を測定する?
道路といっても、真ん中を走るか、端を走るかによって距離も変わってしまいます。
ということで道路の計測の際は、どこを測るかが決まっています。
・基本は車道の歩道端から車道に30cm入った場所
・左カーブは歩道端から車道に30cm入った場所
・右カーブはセンターラインから30cm内側
・S字カーブは直線で最短のライン
よって マラソンコースの距離は、以下の手法により測定されています。
・複数台の自転車で、
・カウンターを装着して、
・決められた位置を、
・複数回試行して測定する
おわりに
いかがでしたでしょうか。
普段走っているマラソンコースは裏での地道な作業によって計測されていました。
そう考えると、一つのマラソン大会というのは、受付の人だけではなく、その裏のとても多くの人の協力によって作り上げられているということが実感できますね。
一回マラソン大会の運営のお手伝いをしてみたいなと思いました。
(なんかツテがあったら紹介してください。)
以上です!!
ジョギングコースの測定の為にカウンターは買えないので今までの方法で測定し続けたいと思います!!ありがとうございました!!