どのマラソン大会に出場するか!?それを考えている時間は全てのランナーにとって、心躍るときでもあり、頭を悩ませるときでもあるかと思います。
大会に出る目的は人それぞれで、ベストタイム更新を目指して、友達に誘われてなんとなく、1回大会に出てみたかったからなどたくさんあると思います。
そして出場する大会の選び方も、日程、開催地、知名度、金額などいろいろな要素から決めると思いますが、僕はけっこう「コース」という要素を重要視して出場大会を決めることが多いです。
僕の考えだとマラソンのコースは大きく分けて3つに分類できると思っています。それぞれに良さがあると思うので、今回はその3種類のコースについて、それぞれの特徴・良い点・悪い点を解説していきたいと思います。
マラソン大会の種類
①単一コース
マラソンをテレビでしか見たことがないという人はまずこの「単一コース」の大会が思いつくと思います。むしろこれ以外の種類のマラソン大会があるということを知らないかもしれませんね。
これは大会中に同じ道は基本的に一回しか通らないタイプです。テレビでやるような大きなマラソン大会はまずこのタイプですね。
例)飛騨高山ウルトラマラソンのコースマップ
良い点
景色がずっと変わるので長距離レースでも走っていて飽きるということがあまりありませんね。またコースも変化の連続となるので、戦略性や事前準備が問われることになりランナーとしての総合力が問われます。
悪い点
このタイプだと途中でリタイアする場合に荷物のある場所まで戻るのが大変ですね。車で回収してくれるような大きな大会ならいいですが、それが無いと歩いて何10kmも歩かなければいけなくなってしまいます。
またスタートとゴール地点が違うレースだと荷物預けと回収に手間取ることもあるかもしれません。まあ運営がしっかりしている大会ならトラブルもあまりないでしょうけどね。
②周回コース
中規模のマラソン大会で多いのがこの「周回コース」の大会ですね。湖の周りや、公園などの敷地内のコースを周回するタイプです。1周3km~10kmくらいのコースを何周かしてゴールです。
例)ベジタブルマラソン in 彩湖
良い点
同じコースを周回するので、1周すればコース特性を把握することができ、 終盤までのレース展開やペース配分を簡単に計算することができます。またエイドの場所は固定されており次のエイドまでの距離と時間が分かるので、補給のタイミングやこの局面で飲むか飲まないかの判断も容易にすることができますね。
また途中リタイアするときも、とりあえずスタート地点のところまで走ってそこでリタイアということができますので、簡単にレースから離れることができます。
悪い点
最初の1周は目新しい景色を楽しむことができますが、2周目以降は同じ景色を見続けることになるので飽きてしまうこともあるでしょう。。
また単一コースの場合は、自分の周りを走るランナーは自分と同レベルの走力を持った人となりますが、周回コースの場合は周回数が進むにつれて速い人と遅い人が入り混じって走ることになります。双方のランナーにとって、他者に惑わされず自分のペースを貫く自制心が求められます。
③往復コース
小規模の大会に多いのがこの「往復コース」の大会です。よくあるのが河川敷を往復するタイプですね。
だいたいの場合は片道2.5kmで往復5kmのコースを距離に応じて往復回数を増やしています。
例)新横浜鶴見川マラソン
良い点
河川敷のフラットなコースでやることが多いので好タイムが期待できます。また周回コース同様に、ペース配分や補給の作戦も立てやすく、純粋に走力だけを測りたい時などにはこのようなコースがオススメだと思います。
悪い点
このコースは周回コースよりも飽きます。。往路も復路も同じ景色なので...
そして地味に嫌なのが往復コースなので、全ランナーとすれ違い続けます。8往復するレースの場合は全ランナーと15回はすれ違うんですよ!!知らない人なら大して気になりませんが、知り合いと一緒に出場している場合、最初の方はすれ違うたびに頑張れーとか言いあったりしてますが、最後の方は若干気まずくなってすれ違う時は下を向いたり時計を見たりして目が合わないようにしちゃってます。。
まとめ
いかがでしたでしょうか?みなさんはどのタイプのマラソン大会がお好きですか?僕は一番最初に出たフルマラソンの大会が周回コースだったせいか、けっこう周回コースタイプが好きなんですよね。僕はあまりレース中に飽きたりもしないので。
自分に合った大会を選んで、マラソンを楽しんでください!!