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走り出した足が止まらない!

趣味とは、仕事に疲れた時の癒し、そして長い老後の最良の友。 いわば人生のオアシスである。(酒井正敬)

九州の日本百名山5座を1週間で登る【11月下旬】②2日目:祖母山の登山(1座目)

前回は、九州登山旅行の1日目浜から熊本へ飛行機移動、阿蘇宿泊』の記事を投稿しました。

www.mitsuo-runblog.com

 

今回は九州登山旅行の2日目『祖母山(そぼさん)の登山(1座目)』のレビューです。

 

1日目:羽田から飛行機→阿蘇市で宿泊

2日目:祖母山

3日目:九重連山

4日目:阿蘇山

5日目:阿蘇→鹿児島市で宿泊

6日目:開聞岳

7日目:霧島山→飛行機で帰還

 

いよいよ九州での登山が始まります。いったいどんな山々が待ち受けているのか楽しみですね!それではレビュースタートです。

 

 

 

祖母山とは?

まずは九州一座目に選んだ祖母山(そぼさん)について簡単に紹介します。

祖母山の基本情報

祖母山 - Wikipedia

 

祖母山は大分県と宮崎の県境を東西に走り、一部熊本県を含む祖母・傾山群の主峰です。標高は1,756mです。

 

九州の山には珍しく岩峰が連なっており、切り立つ岸壁も迫力があります。

 

登山ルートは整備されたコースから、断崖を登りながら進むコースまであり、四季を通じて登山客が訪れる人気の山です。

 

山腹はツガやモミやアカマツなどの豊かな原生林に覆われており、深い谷が刻まれていることも九州の山での中では珍しい特徴になります。

 

 

祖母山の伝説

祖母山は古くから神の山として人々の信仰を集めてきました。

 

祖母山の山頂には健男霜凝日子神社(たけおしもごりひこじんじゃ)の祠があり、この神社は神武天皇の祖母である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祀っていることから、それが山名の由来とも考えられています。

トヨタマヒメ - Wikipedia

 

また神武天皇が東征した際には、紀州沖の海戦において台風により船が転覆しそうになりましたが、祖母である豊玉姫命の故国である祖母山のほうを向いて祈念したところ、海の荒れが収まって難を逃れたという伝説があります。

 

祖母山のふもとには祖母嶽下宮八社の一つである祖母嶽神社があります。

 

 

 

祖母山の登山

阿蘇の宿泊地からレンタカーで登山口へ

さて2日目の朝となり、いよいよ登山旅行の本番がスタートです。

 

まずは阿蘇の宿泊地から祖母山の登山口である北谷登山口へとレンタカーで移動します。

 

今回の登山旅行はピークハントに徹すること、なるべく早い時間に登り始めて早く降りることを決めていました。

 

旅行直前で腰に不調を感じており、山中での事故の可能性を可能な限り下げるためです。なので本当だったら縦走したい山もあったのですが、山頂ピストンがメインとなりました。

 

ということで朝の6時にペンションを出発し北谷登山口へと向かいます。

 

約50kmの道のりで、だいたい1時間くらいとなります。

 

まだ真っ暗な中運転していきます。祖母嶽神社の近くのわき道から登山口へと向かうのですが、ここからは舗装されていない砂利道で、車が一台しか通れないような狭い道が続きます。

 

この時間は下ってくる対向車もないでしょうが、帰りにもし対向車が来ることを想像したら恐ろしいですね...

 

狭い砂利道をヒヤヒヤしながら進み、7:30頃に北谷登山口に到着しました。


この時間でもそこそこの車が停まっていましたね。しかもそこまで天気も良くなさそう日でしたので、もし天気の良い日だったら7時半に来ても停められないかもしれませんね。

 

北谷登山口にはトイレと休憩小屋があるので、ここでトイレと登山届の提出を済ませていざ登山出発です!

 

ちょっと天気が微妙ですが、お昼ごろは晴れ予報だったので山頂は快晴であることを祈ります!

祖母山の登山ルート

今回の登山ルートですが、腰の調子が万全だったら以下の地図を時計回りに縦走したいと考えていたのですが、当日の朝も腰に違和感がある状態だったので、北谷登山口から風穴を通って山頂に行きピストンで下山するルートをとることにしました。

 

 

祖母山の道中

小屋のすぐ近くにある分岐にて風穴コースの方に進みます。

 

8:20分頃、風穴(ふうけつ)に到着しました。

 

風穴は1〜2m四方ほどで、奥行き20mある洞穴です。阿蘇カルデラの溶岩洞窟の一つで、1900年初頭の頃には、蚕の人工孵化および越冬場所として養蚕業家達に利用されていた経歴あるとのことです。

 

風穴を過ぎて少し進むと梯子が続くゾーンに入ります。でもそんなに登るのが厳しいという感じでもなかったです。祖母山の風穴コースだとここが一番厳しかったくらいで、全体的に登りやすい山という印象です。

 

祖母山の山頂

そんなこんなで9:20山頂に到着しました。登山口の時は曇り空でしたが、山頂に到着するとその雲の上に出てきたようで最高の快晴でした!!

 

 

祖母山の山頂からは、これからの登る予定の九重山、阿蘇山なども一望することができ、明日からの登山がより一層楽しみになりましたね!!

 

山頂で恒例のカレー麺を頂きました。


絶景を堪能し、カレー麺を食べて満足したところで、団体の登山客さん達が到着してきたので、山頂は30分ほどの滞在で後にすることにしました。

 

帰りは登りと同じ風穴コースをピストンで引き返し、11:20には北谷登山口に帰着することができました。

 

腰の不安がありましたが、特に痛みが出ることもなく平穏に下山することができて一安心でした!

 

コースタイム

今回の祖母山登山のコースタイムはこんな感じでした。自称健脚30代男の1人登山ということを加味して参考にして頂ければと思います。

 

11月下旬ということでかなり寒くなることを覚悟していましたが、想像以上に暖かくて驚きました。

 

関東で同じくらいの標高の山だと、10月上旬くらいに登っている感覚でしたね。さすが九州という感じでした。

 

 

 

下山後の神社と温泉

祖母嶽神社に参拝

下山後の難関である狭い砂利道の運転をなんとか乗り越えて、まずは麓にある祖母嶽神社に参拝しました。

 

偶然にもちょうどお祭りをやっていたようで、神楽を観ることができました。貴重な機会に立ち会うことができて本当にラッキーでしたね。

 

こういう地元に連綿と受け継がれるお祭りというのは私の生まれ育った地にはなかったので少し羨ましく感じます。

 

神楽が終わったらお餅が配られていたのですが、完全なよそ者である私にも快くお餅を分けてくださいました。美味しくいただきました。ありがとうございます!!

 

下山後の温泉

下山後の最大の楽しみといえば温泉ですね!ということで阿蘇への帰り道にあった月廻温泉に寄ってきました。

 

 

九州と言えば温泉のイメージがあったので楽しみにしていました。九州初温泉は登山の疲れも相まって心も体もホッと当たたりましたね。

 

これからまだまだ続く登山旅行のためにしっかりと疲れをとっていきたいと思います。

 

温泉の外に出ると、これから登る予定の阿蘇山が雄大にそびえたっていました。すぐに行ってやるから待ってろよ!!

 

ということでこの日の行程は終了ということで、少し早いですがペンションに戻ります。お疲れさまでした!

 

 

 

おわりに

九州登山旅行の2日目、祖母山登山のレビューでしたがいかがでしたでしょうか?

 

初めて九州の山に登りましたが、どことなく雰囲気が北海道の山々と似ているものを感じましたね。本州の山とは一風違った魅力に溢れていました。

 

さて次回は九州2座目、九重山の登山のレビューを投稿します。連日の登山となりますが、九州の山の魅力をしっかりと全身で受け止めるため、張り切っていきたいと思います!それでは次回をお楽しみに!!

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本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!