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走り出した足が止まらない!

趣味とは、仕事に疲れた時の癒し、そして長い老後の最良の友。 いわば人生のオアシスである。(酒井正敬)

九州の日本百名山5座を1週間で登る【11月下旬】③3日目:九重山の登山(2座目)

前回は、九州登山旅行の2日目『祖母山の登山(1座目)』の記事を投稿しました。

www.mitsuo-runblog.com

 

今回は九州登山旅行の3日目『九重山の登山』のレビューです。

 

1日目:羽田から飛行機→阿蘇市で宿泊

2日目:祖母山

3日目:九重山

4日目:阿蘇山

5日目:阿蘇→鹿児島市で宿泊

6日目:開聞岳

7日目:霧島山→飛行機で帰還

 

いよいよ前日の祖母山に続いて連日の登山となり、体力と腰痛の不安がちらつく山行になっていきますが、果たして無事の山頂に辿り着くことはできるのか。

 

そして九重山ではどんな絶景が待っているのか!!レビュースタートです!

 

 

 

九重山とは?

まずは九州2座目の九重山(くじゅうさん)について簡単に紹介します。

九重山の基本情報

九重山は大分県に位置し、阿蘇くじゅう国立公園の北東部に峰を連ねている山々の総称です。一般的にこの山域全体をさす時はくじゅう連山(九重連山)と呼ばれています。

 

1,700m以上の高峰を10座以上有しており九州の屋根と称されます。火山が多く九重火山群とも呼ばれます。

 

最高峰は九州本土最高峰でもある中岳(1,791m)です。ただ一般的には第二の高峰である久住山(くじゅうさん)(1,787m)が九重山の主峰とされています。

 

九重山は季節ごとに様々な花に彩られており、特に初夏に咲くミヤマキリシマの大群落は見事であり、またこの山域に咲くコケモモの群落は天然記念物に指定されています。

 

 

 

九重山の伝説

九重山、久住山という呼び名は1470年創建の「九重山法華院白水寺」と、804年創建と伝えられる「久住山猪鹿狼寺(いからじ)」の2つの寺院名に由来するとされています。

 

また九州は天孫降臨の地とされており、古事記や日本書紀の中で天照大御神の孫である迩迩芸命(ににぎのみこと)が地上へ降り立った地は「くしふる」と記されています。

 

この「くしふる」が転じて九重(くじゅう)と呼ばれるようになったという説もあります。

 

 

 

九重山の登山

阿蘇の宿泊地からレンタカーで登山口へ

この日も阿蘇のペンションから九重山の登山口である牧ノ戸峠までレンタカーで向かいます。

 

阿蘇から牧ノ戸峠までは約50kmで1時間程度の道のりになります。

 

朝の5時に阿蘇を出発して、6:20頃に牧ノ戸峠に到着しました。

 

平日の朝5時でしたが峠の駐車場にはそこそこの台数の車と観光バスが停車していました。おそらく休日はもっと混むんでしょうね。ちなみにトイレと自動販売機もあります。

 

九重山の登山ルート

九州登山旅行はピークハントと体力温存に徹すると決めているので、この九重山の登山も主峰の久住山のピストンにしました。

 

余裕のある旅だったら九重連山の縦走をしたいところだったのですが、この先の旅行の行程と腰の不安を考えたら、ここでは無理をしないことにしました。

 

九重山の道中

準備を終えて、6:40に牧ノ戸峠を出発します!!

 

しばらくは舗装された道を登っていくのですが、ここが地味にキツイ笑。もしかしたら最初のこの舗装道が一番の難所かもしれません。

 

5分ほど登るとちょっと開けた場所に出ます。観光で来た方々はここまで登られるんですかね。この場所でもすでに良い眺めだったので山頂の景色には期待大です。

 

ここから先は舗装されていない登山道に突入します。難易度的にはそこまで高くはないですが、ごつごつした岩場をかきわけながら進んでいきます。上に登るというよりは前に進んでいくという感じの岩場ですね。

 

岩場をしばらく進むと7:20頃に沓掛峠に到着しました。思ったよりサクサクと進んでこられましたね。

 

沓掛峠を越えて30分ほど進み、7:35頃に扇ヶ鼻分岐に到着しました。登山の最中なのに、急に平坦な道がずっと先まで続く場所に出たのでちょっと驚きましたね!

 

山の中でこんなにも平坦な道が長く続くのは珍しいので整地した場所なのかと思うほどでした。

 

草は生えているもののどことなく火星のような雰囲気を感じさせましたね。

 

この平坦な火星道を20分ほど進み、8:00頃に久住山避難小屋に到着しました。無人の避難小屋ですがトイレもあり、山頂アタックまでの最後の休憩スポットになります。

 

もう山頂らしきものは見えているので、息を整えてラストスパートです。

 

九重山の山頂

久住山避難小屋を出発して25分ほど急登していくと、8:25頃に九重連山の主峰、久住山の山頂に到着しました!

 

昨日の祖母山に続く快晴の山頂となりました。なんとなくですが今回の九州登山旅行は山の神のご加護を感じます。このまま快晴が続いてほしいですね!

 

また早朝から登山をして比較的早い時間に山頂に到着していることもあり、雲が低い位置にあるので悪天候になる可能性が低いのかもしれません。

 

やはり登山はなるべく早く登って早く下るに越したことはないと感じます。

 

30分ほど山頂に滞在しつつ恒例のカレー麺を食し、名残惜しいですが山頂を後にして下山を開始します。

 

帰りは登りと同じルートピストンで引き返し、10:35頃に牧ノ戸峠に帰着することができました!

 

旅行が始まる前はかなりヤバイ感触だった腰痛も、この登山旅行ではなりを潜めてくれており、楽しく晴れやかな登山となりました!

 

2座目にして、九州の雄大で甘美な山容の虜になってしまいました!

 

コースタイム

今回の九重山登山のコースタイムはこんな感じでした。自称健脚30代男の1人登山ということを加味して参考にして頂ければと思います。

 

祖母山もでしたが、九重山も本当だったら縦走するのがベストコースなのかと思いますので、また九重山を登る機会があったら是非とも九重連山の山々を縦走してみたいですね!

 

 

 

下山後の温泉、昼食、神社巡り

下山後の温泉

下山後は熊本出身の友人に勧められた黒川温泉に寄ってきました。

 

江戸中期、肥後細川藩の御用宿として創業して300年の歴史をつという「歴史の宿 御客屋(おきゃくや)」で登山の疲れを癒してきました。

www.okyakuya.jp

 

 

平日の昼間だったこともあり温泉は貸し切りでしたね!平日登山は温泉独り占めができるのがいいところです!!

 

下山後の昼食

黒川温泉を出た後は、ペンションに戻る道すがら見つけた風情のある小料理屋さん『田舎料理四季の里比良で昼食を頂きました。

 

地元で採れた食材をふんだんに使った郷土料理をこれでもかと振る舞って頂きました。店長さんもとても気さくな方でいろいろなお話を聞かせて頂きとても楽しいランチになりましたね。

 

皇室に献上しているお米が自慢とのことでした。確かにうまかった!!

 

小両国神社に参拝

昼食後は店主の方に是非寄っていってほしいとお勧めされた小両国神社に参拝してきました。

 

神社内には杉の巨樹(三神杉)がそびえており、また富くじに関する開運招福の逸話なども残っている由緒ある神社とのことです。確かに杉の木は貫禄がありましたね。

 

 

ということでこの日も登山・温泉・参拝を堪能し満足したので、ペンションに戻り身体を休めることにします!!

 

明日も阿蘇山の登山が待ってますからね!お疲れさまでした!!

 

 

 

おわりに

九州登山旅行の2日目、九重山の登山のレビューでしたがいかがでしたでしょうか?

 

連日の登山となっていますが、体も心もまだまだ余裕があり少しほっとしましたね。それにしても九州の山はどこも魅力的ですね。天気を晴れにしてくれた山の神に感謝です。

 

さて次回は九州3座目、阿蘇山の登山のレビューを投稿します。阿蘇に拠点を置いていると、ふと見上げればそこには阿蘇山がありました。ついにその悠然とそびえる阿蘇山に足を踏み入れる時がやってきました。

 

そして熊本で登る最後の山となります。後悔を残さないように全力で登ってきたいと思います!

 

それでは次回をお楽しみに!!

 

 

 

本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!