SHIINBLOG

走り出した足が止まらない!

趣味とは、仕事に疲れた時の癒し、そして長い老後の最良の友。 いわば人生のオアシスである。(酒井正敬)

九州の日本百名山5座を1週間で登る【11月下旬】④4日目:阿蘇山の登山(3座目)

前回は、九州登山旅行の3日目『九重山の登山(2座目)』の記事を投稿しました。

www.mitsuo-runblog.com

 

今回は九州登山旅行の4日目『阿蘇山(あそざん)の登山』のレビューです。

 

1日目:羽田から飛行機→阿蘇市で宿泊

2日目:祖母山

3日目:九重山

4日目:阿蘇山

5日目:阿蘇→鹿児島市で宿泊

6日目:開聞岳

7日目:霧島山→飛行機で帰還

 

阿蘇に着いてから、ふとあたりを見渡せばそこには必ず阿蘇山の雄大な姿がたたずんでいました。祖母山と九重山に行く運転の間も車窓からは阿蘇山の姿が視界に入っていました。

 

おそらく阿蘇山はこの地域に住む人にとって生活の一部であり、心の中に常にある山であり、とても大切な山であろうことが想像できました。

 

そんな阿蘇山についに足を踏み入れます!!それではレビュースタートです!

 

 

 

阿蘇山とは?

まずは九州3座目の阿蘇山(あそざん)について簡単に紹介します。

阿蘇山の基本情報

 

阿蘇山(あそざん)は九州中央部、熊本県の阿蘇地方に位置する火山です。世界最大級のカルデラを有する大型の複式火山であり、今も噴煙を上げる活火山です。

 

その中心をなすのは阿蘇五岳と呼ばれる中央火口岳群です。阿蘇五岳とは高岳、根子岳、中岳、杵島岳、烏帽子岳の5つの峰を指す呼び名です。

 

最高点は高岳の1592mです。標高はそこまで高くは無いのですが、特筆すべきはその広さであり、カルデラは南北25km、東西18kmに及び、これは屈斜路湖に次いで日本2位の面積となる380㎢にも及びます。

 

カルデラ内の地域は日本の地質百選「阿蘇」として選定されており、また阿蘇地域は「阿蘇ジオパーク」として、日本ジオパーク、世界ジオパークにも認定されています。

 

阿蘇山の伝説

一説によれば、阿蘇山という名称はアイヌ語で「火の山」を意味する「アソ」に由来するとされています。九州の山なのにアイヌ語というのは意外ですね。

 

漢字のほうは「阿」は原点「蘇」は復活を意味し、原点に返り復活する場所を意味するという説があります。

 

古くから神が宿る場所として畏敬の対象で、古坊中(ふるぼうちゅう)という平場には多くの坊社があり、「三十六坊五十二庵」とも呼ばれていました。

 

中国の歴史書にも阿蘇山のことが記述されており、阿蘇カルデラに邪馬台国があったのではという説もあります。さすがに可能性は低いですけどね。

 

阿蘇山の麓には阿蘇神社があり、健磐龍命(たけいわたつのみこと)、日子八井命(ひこやいのみこと)をはじめとする神々が祀られおり、天孫降臨神話の残る高千穂に隣接する阿蘇には多くの神話が伝承されています。

 

 

 

阿蘇山の登山

阿蘇の宿泊地からレンタカーで登山口へ

さて九州登山旅行4日目、阿蘇山登山のスタートです。

 

まずは祖母山、九重山と同様に、宿泊地のペンションから登山口までレンタカーで移動します。

 

ただ祖母・九重の時は50kmのドライブでしたが、阿蘇山の登山口である阿蘇山上広場までは約20kmの道のりだったのでとても近く感じましたね笑

 

朝の6:00にペンションを出発し、6:45頃に阿蘇山上広場に到着しました。平日の早朝ということもあり車もほとんど停まっていませんでしたね。

 

阿蘇山の登山ルート

九州登山旅行は腰痛不安と体力温存のため、ピークハント・山頂ピストンに徹すると決めています。

 

そのため阿蘇山でも阿蘇五岳の縦走はせずに最高峰の高岳(1592m)のピストンのルートにしました。縦走はいつかまた来る日までとっておきます。

 

阿蘇山の道中

6:55頃に山上広場を出発し、まずは駐車場奥の遊歩道を歩いていきます。15分ほど舗装された道路をのんびりと登っていくことになります。

 

 

やがて砂千里ヶ浜へと向かう分岐点に到着します。ここから先は火星のような荒涼とした砂岩地帯に敷かれた木道の上を進んでいきます。

 

まるで火星に来てしまったのではないかと思うような光景を横目に進んでいきます。

 

北海道の十勝岳も似たような景色を拝むことができましたが、この殺伐とした空気感は普通の登山ではなかなか味わうことができないのでドキドキしますね。


砂千里ヶ浜をしばらく進むと、7:40分頃に平坦な砂岩地帯を抜けて、ゴツゴツとした岩山のゾーンに突入します。ここからは岩のすき間をガシガシと登っていきます。けっこうキツイ。。

 

岩山ゾーン登り始めて1時間ほど、8:30頃に南岳に到着しました。上の地図でいうと1,496mの箇所ですね。かなり切り立った場所なので立つのも怖いです笑


ここからは急な登りは無くなり尾根の縦走を抜けて中岳を目指します。こんな感じでかなり先の方まで見通せる気持ちいい縦走路となっています。

 

火山の火口を左に臨みながら縦走路を10分ほど進んでいくと、8:40頃に中岳に到着しました。噴火口を撮影するにはベストスポットだと思います!

 

山頂らしきものも見えてきたので、あと少しだけ登りを頑張ります!

 

阿蘇山の山頂

中岳から30分ほど進み、9:05頃に阿蘇山最高峰の高岳に到着しました。

 

山頂から周囲を眺めてみて、阿蘇山がカルデラ地帯の中にある山だということをようやく目で認識することができました。周囲が全て山に囲まれている特異な地形を見て自然の凄さをまざまざと見せつけられましたね!

 

荒涼としていますがどこか温かみのある魅力的な山頂でした。

 

恒例のカレー麺を頂きます。30分ほどぼーと自然の雄大さを感じたのち、9:40頃に山頂を後にして下山を開始します。


帰りは登りと同じルートピストンで引き返し、11:00頃に阿蘇山上広場に帰着することができました!

 

この日も素晴らしい快晴に恵まれて本当にラッキーでしたね。これで熊本で登る予定だった100名山3座(祖母山、九重山、阿蘇山)は無事にコンプリートすることができました!!

 

コースタイム

今回の阿蘇山登山のコースタイムはこんな感じでした。自称健脚30代男の1人登山ということを加味して参考にして頂ければと思います。

 

 

 

下山後の温泉、昼食、神社巡り

下山後の温泉

下山後は『阿蘇白水温泉 瑠璃』で温泉に入ってきました。

ruri.aso-hakusui.com

 

村民の憩いの場という感じの温泉で地元の人が多かったですね。400円ということで格安でした。

 

下山後の昼食

温泉の後は近くにあった定食屋さん『味彩』で食事をしていきました。

 

高菜めしとだんご汁のセットを頂きました。地元の人で賑わう人気店でしたね。味も最高で疲れた身体に温かいだんご汁がすーと染みわたっていくのを感じました。

 

この日は寄っていく神社も無かったので、少し早いですがペンションに戻ります。お疲れさまでした!!

 

 

ペンションでディナー

ペンションの滞在中はずっと素泊まりプランにしており、夕食もコンビニ飯だったのですが、最後の夜くらいはということで、ペンションのオーナーにお願いしてディナーを出してもらえることになりました。

 

夫婦で運営されているペンションで奥様が料理を作り、旦那さんが接客という感じみたいです。料理が本当においしかったです!

 

今日は客は私一人で、リビングで一人の食事だったのですが、旦那さんがお話上手で、食事の間も会話を楽しむことができました。

 

旦那さん自身もかなりの登山好きで、私が登山で来たということ知りいろいろと融通をきかせてくれていたみたいで本当に感謝です!!ありがとうございました!!

 

阿蘇に登山に来る予定の方、ペンション ルミナスおすすめです!!!!

 

次の日は登山はお休みで、神社巡りと鹿児島への移動日となるので、起きる時間もあまり気にせずにのんびりと休みたいと思います。お疲れ様でした!!

 

 

 

おわりに

九州登山旅行の4日目、阿蘇山の登山のレビューでしたがいかがでしたでしょうか?

 

阿蘇にいるとどこからでも見える阿蘇山に登ると、この阿蘇山がこの地域においてどれほど大事にされている山なのかを肌で感じることができたような気がします。

 

厳しさと優しさを兼ね備えた山容は阿蘇の人々を毎日温かく包み込んでいるんでしょうね。また登る機会があったら絶対に縦走します!

 

さて次回は5日目のレビューですが、5日目は登山はお休みで、熊本にある日本神話の舞台ともなった神社を巡る旅と、熊本城観光、そして鹿児島への移動となります。

 

登山の話はありませんが、登山以外の九州の魅力を存分にお伝えできる回になるかと思いますのでお楽しみに!!

www.mitsuo-runblog.com

 

 

 

本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!