前回は、九州登山旅行の6日目『開聞岳の登山』の記事を投稿しました。
今回は九州登山旅行の7日目『霧島山(きりしまやま)の登山』のレビューです。
1日目:羽田から飛行機→阿蘇市で宿泊
2日目:祖母山
3日目:九重山
4日目:阿蘇山
5日目:阿蘇→鹿児島市で宿泊
6日目:開聞岳
7日目:霧島山→飛行機で帰還
長かった九州登山旅行もついに最終日となりました。本当にあっとういう間の1週間となりました。
ここまで九州の山の魅力をこれでもかと堪能させてもらいました。最後の霧島山ではどんな感動が待っているのでしょうか。
悔いを残さないように最終日も全力で山と向き合っていきたいと思います!
それではレビュースタートです!
霧島山とは?
まずは九州5座目の霧島山(きりしまやま)について簡単に紹介します。
霧島山の基本情報
霧島山は鹿児島県と宮崎県の県境に広がる火山群の総称であり、霧島連峰とも呼ばれます。
霧島屋久国立公園の中にはり最高峰1700mの韓国岳(からくにだけ)を筆頭に20以上の峰が連なり多くの火山湖が形成されていることから「火山の博物館」とも呼ばれています。
霧島山のという名前は、一帯が霧が深い地域であることに由来すると言われています。また宮崎県の都城市から眺めると、霧の中に山が浮かんでいるように見えるからという説もあります。
霧島山を多くの伝説と神話を持つ山であり、特に高千穂峰(たかちほのみね)は天上から神が地上に降り立った天孫降臨の最初の地として知られています。
主峰の韓国岳はの山名は、山頂から「韓の国」まで見えるという見晴らしのよさにちなんでいるといいます。
霧島山の登山
鹿児島中央駅からフェリーで桜島へ
九州登山旅行7日目、霧島山登山のスタートです。
鹿児島中央駅のホテルからレンタカーで出発なのですが、今回は直接登山口に向かうのではなく、桜島までフェリーで行ってから登山口に向かうことにしました!
鹿児島中央駅から車ですぐのところにある鹿児島港の埠頭からは、桜島行きの定期フェリーが昼夜問わず往復してます。深夜でも早朝でも30分には1本船が行き来しているのです。
自動車に乗ったままでのフェリー運賃は車体の大きさによって異なりますが、普通自動車で乗った今回は1,400円でした。運賃は下船後の港で支払います。
ということで5:00に鹿児島中央駅のホテルを出発し、鹿児島港のフェリー乗り場に向かいます。
早朝の便にもかかわらず渋滞ができるほど多くの車が乗船待ちの列に並んでいました。生活の便としてフェリーが使われていることが分かります。
5:30の便に乗船し、桜島を目指します。
鹿児島港~桜島港間の運航時間は約15分で、6時前には桜島に到着しました。
桜島は噴火の危険性から登山が禁止されているので、今回は桜島を綺麗に眺められる有村溶岩展望所に向かいました。
まだ薄暗い中でしたが、桜島の力強い山容を拝むことができました。今回は霧島山登山がメインなので桜島観光はしていきませんが、次来るときは島をのんびりと回りたいですね。
桜島から霧島山登山口へ
桜島を拝めたということで、ここから今回の霧島山の大浪池登山口を目指します。桜島からだと約70km、1時間半ほどの道のりです。
海沿いの道を優雅にドライブして、8:30頃に大浪池登山口に到着しました。平日でしたがそこそこの台数の車が停車していましたね。休日は早朝に来ないとすぐに満車になりそうです。
登山口にはトイレもあります。
霧島山の登山ルート
今回の霧島山登山のルートです。目的地は最高峰の韓国岳です。
大浪池を中心にルートが分岐するのですが、両方とも難易度、所要時間は変わらないみたいなので、行きは東側ルート、帰りは西側ルートを通ることにしました。
霧島山の道中
8:45頃に大浪池登山口を出発しました。
しばらく石組みされた道を登っていきます。地味にこういう道がきついんよな。
9:11頃に大浪池園地休憩所に到着しました。トイレもありますね。
ここから大浪池の周りを反時計回りに進んで霧島山を目指します。
山の中のクレーターの中にある湖って神秘的ですね。君の名はに出てきた糸守湖にそっくりです。
9:53頃に韓国岳避難小屋に到着しました。
ここからは木道を登っていきます。丹沢を登山する時も思うのですが、どんな急登よりも木の階段が一番きついんじゃー!!
振り返ると先ほど周回してきた大浪池が見えますね。山頂まであと少し!
霧島山の山頂
ぐらつく木の階段に足を取られてかなり消耗しながらも登っていき、10:40頃に霧島山最高峰の韓国岳(1700m)の山頂に到着しました。この日も快晴、眺めは最高!!
山頂はかなり広いスペースがあってのんびりできますね。
噴煙が立ち上る新燃岳も望むことができます。
大浪池の逆側には大きなカルデラがあります。落ちたら即死なので恐る恐る覗き込みます。
九州登山旅行最後のカレー麺です。やり切った感がありますね!!
いつまでもここにいたい気持ちになりましたが、帰りの飛行機の時間もあるので、11:25頃に山頂を出発しました。
大浪池を先ほどとは反対側を周回していきます。日光に照らされて湖面が輝いていて本当に綺麗でした。
石組みの登山道を転ばないように下っていき、12:45頃に大浪池登山口に帰着しました!
これにて九州旅行の登山を無事に終えることができました!お疲れさまでした!
コースタイム
今回の霧島山登山のコースタイムはこんな感じでした。自称健脚30代男の1人登山ということを加味して参考にして頂ければと思います。
下山後の温泉、昼食、神社巡り
霧島神宮への参拝
下山後は、まずが霧島神宮の参拝に向かいます。
霧島神宮は天孫降臨の主役である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を主祭神として祀っており、創建は6世紀頃と伝えられてます。
度重なる霧島山の噴火によって、社殿の消失と移転を繰り返しており、現在の社殿は1715年に薩摩藩主の島津吉貴が寄進してできたものです。
霧島神宮の入り口です。赤漆が美しい。
霧島神宮の本殿です。
境内にある神木の杉は樹齢約800年と推定されております。力強いですね。
霧島神宮の御朱印です。
下山後の温泉
参拝の後は、近くのさくらさくら温泉に寄っていきました。
天然泥パックが有名らしいのですが、ちょっと尻込みしちゃいました笑。今回は温泉に浸かることだけを楽しむことにします。
九州の温泉もこれで最後ですね。。名残惜しいです。
下山後の昼食
温泉の後は昼食ということで、「ただカレー屋やりたいだけ」という珍しい名前のカレー屋さんに寄ってきました。
スパイスを利かせた本格的なカレー屋さんでした。店内もオシャレな雰囲気で、味も良かったですね!やっぱりカレーは最高!
飛行機で横浜へと帰還
最終日にやりことも全て完遂できたので、いよいよ横浜へ帰還します。鹿児島空港でレンタカーを返却し、空港内でお土産をしこたま購入していきました。
19:45の便だったので、少し時間があるということで、夕飯も食べていくことにしました。
空港内の大空食道の鶏飯バイキング600円の看板に惹かれて思わず入っちゃいました。どれだけ食ってんだ笑
最後にお腹いっぱいに鶏飯をかきこみ満足したので、いよいよ飛行機に乗り込みます。
19:45分の便に乗り、21:25に羽田空港に到着しました。
羽田空港からリムジンバスで横浜に戻り、九州登山旅行も無事に終了です!本当にお疲れさまでした!!
おわりに
九州登山旅行の7日目、霧島山の登山のレビューでしたがいかがでしたでしょうか?火山特有のカルデラ地形とまだ噴煙の上がる光景にとても心が躍りましたね。
そしてこれにて7回にわたってお伝えしてきた九州登山旅行のレビューも終了となります。
11月下旬ということで季節的にも無事に終えられるかの不安ではありましたが、幸運なことに天気にも恵まれ、全ての山を安全に登ることができました。
百名山踏破を目指す人にとって、九州の山をどうするかというのは一つのネックだと思います。九州の百名山をどうやって攻略しようかに悩んでいる方々にとってこの記事が参考になれば幸いです。
九州の百名山だとまだ屋久島の宮之浦岳が残っているので、いつか行きたいですね。
そしてこの登山旅行を終えて、日本百名山も43座踏破となり、節目の50座も視野に入ってきました。
2023年内に50座に到達できるかは分からないですが、今年も積極的に登山をしていきたいと思います。登った際はレビュー記事を投稿しますので楽しみにお待ちください!
それでは実際の登山から2ヶ月近く経ってからのレビュー終了となり、大変お待たせしてしまい申し訳ございませんでしたが、これにて「九州の日本百名山5座を1週間で登る」シリーズは終了となります!!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!!!
本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!