日本は数多くの火山がある火山大国です。
気象庁では全国110の活火山のうち、火山噴火予知連絡会によって選定された47火山を常時観測火山として24時間監視しています。
さらにこのうち30火山において、噴火警戒レベルを運用しています。
今回は、噴火警戒レベルが適用されている火山において、レベル2以上の立ち入りが規制させれている火山について紹介していきます。
『草津白根山(噴火警戒レベル2)』
山名:草津白根山
標高:2,160m
所在地:群馬県吾妻郡草津町
噴火警報レベル:レベル2(火口周辺規制)
概要
『火山山体として捉えると多数の火口と溶岩噴出口が山頂付近に集まった単成火山群的な特徴を有する。約5000年前の噴火で形成された火口は北東-南西方向に数本の列で並んでいる。2018年1月23日午前10時2分頃、本白根山の鏡池北火口から、直前まで目立った予兆もなく噴火し、2021年3月現在でも火口周辺へ近寄ることは規制されている。』
『桜島(噴火警戒レベル3)』
山名:桜島
標高:1,1,17m
所在地:鹿児島県鹿児島市
噴火警報レベル:レベル3(入山規制)
概要
『桜島火山は有史以来頻繁に繰り返してきた噴火の記録も多く、現在もなお活発な活動を続けている。2020年6月4日午前2時59分に南岳山頂火口で起きた噴火では、1955年10月の観測開始以降で最高高度の、火口から7850-9570mの噴煙を観測した』
『薩摩硫黄島(噴火警戒レベル2)』
山名:薩摩硫黄島
標高:703m
所在地:鹿児島県薩南諸島北部
噴火警報レベル:レベル2(火口周辺規制)
概要
『薩摩硫黄島は薩南諸島北部に位置する島であり人口は125人、世帯数は62世帯である(2020年5月)。火山島であり火山噴火予知連絡会によって火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山に選定されている。2019年11月2日に小規模な噴火が発生し、これに伴って気象庁は噴火警戒レベルを1から2に引き上げた。』
『口永良部島(噴火警戒レベル3)』
山名:口永良部島(くちのえらぶじま)
標高:657m
所在地:鹿児島県 薩南諸島・トカラ列島
噴火警報レベル:レベル3(入山規制)
概要
『口永良部島は、薩南火山群島最大の火山島で、気象庁による『常時観測火山』に指定されている。複数の安山岩質の火山からなり南西から南東山麓には複数の安山岩質溶岩流が発達する。2015年5月29日にも爆発的噴火があり。噴煙の高さ9,000m以上となった。』
『諏訪之瀬島(噴火警戒レベル2)』
山名:諏訪之瀬島(すわのせじま)
標高:796m
所在地:鹿児島県 トカラ列島
噴火警報レベル:レベル2(火口周辺規制)
概要
『火山活動が活発な安山岩質の成層火山である。山頂の南西には直径200mの旧火口があり1813年の噴火では大量のスコリアの噴出についで安山岩質の溶岩流が流出し西海岸まで流下した。この噴火で全島民が島外に避難し1883年まで無人島となる。現在でも御岳では桜島と同じく日常的に噴火が発生している。2021年3月2日から6日にかけて132回の爆発が観測されており、火山活動が活発化している』
おわりに
本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!