1896年にアテネにて始まった近代オリンピックも、2021年の東京オリンピックにて32回となります(夏季のみで)。
2024年のパリ大会では再び野球がオリンピック種目から外されてしまうということでしたが、100年以上の歴史の中でも「こんな競技あったんだ!」と驚いてしまうような競技が実施されてきた過去があります。
ということで今回は、過去のオリンピックにて実施されてきた珍しい競技について紹介していきます!
①鳩射撃
開催年:1900年(パリ大会)
概要: 1900年のパリ大会のみで実施され、300羽以上の鳩が射撃の的となった。優勝者はベルギーのレオン・デ・ルンデンは21羽を撃ち落とした。その後のオリンピックからは的が鳩からクレーに変更された。
②綱引き
開催年:
1900年(パリ)、1904年(セントルイス)、1908年(ロンドン)、1912年(ストックホルム)、1920年(アントワープ)
概要:
1チームは8人。5分間のうちに相手チームを中央の線から6フィート(約1.8メートル)引っ張れば勝利。制限時間が過ぎて勝負がつかない場合は、リードしている方が勝利。
③200m障害物水泳
開催年:1900年(パリ大会)
概要: 泥だらけのセーヌ川に200mのコースが作られた。セーヌ川に浮かぶものはなんでも障害物となったので、ボートの下を潜って通ったりした。
④綱登り
開催年:
1896年(アテネ)、1904年(セントルイス)、1906年(アテネ)、1924年(パリ)、1932年(ロサンゼルス)
概要:
選手は最初は座った状態で、腕の力だけを使ってロープを登る。ロープの長さは1896年のアテネ大会では約15メートルであり、セントルイス大会以降は約7.6メートルになった。スピードとフォームで採点され順位が決められた。
⑤馬幅跳び・馬高跳び
開催年:1900年(パリ大会)
概要: 文字通り馬に乗った状態で行う幅跳びと高跳びです。ただどたらも転倒・落馬が多く、幅も高さも人間より記録が出なかった。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今では倫理上や衛生上の理由でできなさそうな競技もありますね。様々な試行錯誤のうえで洗練され、集約されてきたのが今のオリンピックなんだということを実感しますね!