2021年2月28日に開催された『第76回びわ湖毎日マラソン』にて、富士通の鈴木健吾選手が2時間4分56秒の日本新記録で優勝しました。
終盤でもペースが落ちないスタミナとスピード持久力は圧巻でしたね。
ゴール後でもあまり疲れた表情を見せていなかったところを見ると、さらなる記録の更新も期待できそうです。
今回は鈴木選手の経歴について紹介していきます。
鈴木健吾選手の経歴
少年時代
鈴木選手は1995年6月11日生まれで、レース時の年齢は25歳です。
愛媛県宇和島市の出身です。
小学6年生のときに父親の勧めで陸上を始めました。お父さんも陸上経験者で全国高校駅伝にも出場経験のある実力者です。
鈴木選手は地元の宇和島高校に進学し、インターハイ出場や、四国駅伝での区間賞などの結果を残しました。
大学時代
鈴木選手は高校卒業後、駅伝の強豪である神奈川大学に進学しました。
そして1年生から箱根駅伝に出場し、将来を嘱望される選手として鍛錬に励みました。
3年生になるとチームの駅伝主将に任命され、レースでも好結果を残すレベルに成長していきます。
3年生のときの全日本大学駅伝予選会と箱根駅伝予選会では、共に日本人トップでゴールしました。
そして3年生のときの箱根駅では、2年連続の2区を任されました。
5位で襷をもらうと、すぐにトップグループに加わり、権太坂を過ぎて残りで仕掛けて、有力選手を引き離していき、戸塚中継所では神大史上初のトップで襷を渡しました。
1時間07分17秒と当時歴代8位の好記録となり、自身初の区間賞を取りました。
その年の3月に行われた日本学生ハーフマラソンでは、1時間01分36秒と、日本人学生歴代8位という好タイムでゴールしました。
4年生の時には、全日本大学駅伝で神奈川大学20年ぶり3度目の優勝を果たすゴールテープを切り、有終の美を飾りました。
また4年生の3月に東京マラソン2018で初めてマラソンに挑戦し2時間10分21秒で19位となりました。
社会人になってから現在まで
鈴木選手は富士通に入社し大学卒業も競技を継続しました。
富士通所属2年目で臨んだ2019年ハンブルグマラソンを2時間11分36秒でフィニッシュし、東京オリンピック代表を決める大会『マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)』の出場権を獲得しました。
鈴木選手はMGCでは2時間12分46秒の7位となり惜しくも東京オリンピック代表の座をつかむことはできませんでした。
その後は実業団の駅伝や、マラソンの大会に出場し実力を磨いていきました。
そして2021年2月28日に開催された『第76回びわ湖毎日マラソン』にて、2時間4分56秒の日本新記録で優勝しました。
日本人マラソン選手初の2時間4分台の大記録ということで、日本のマラソンの歴史が変わった瞬間でした!
ちなみに以前まであった「日本記録樹立の報奨金1億円」の制度はすでに終了していたため、鈴木選手は1億円もらえません泣。投げ銭があったらしたい!!
鈴木健吾選手の自己ベスト、人物
以下が鈴木選手の自己ベストです。
富士通では、ソリューション基盤事業本部に所属しています。
趣味はお魚鑑賞で、好きな食べ物はお肉だそうです。
そしてイケメンですね!さわやか好青年!!
おわりに
日本記録を樹立した鈴木選手ですが、MGCで結果を残すことができなかったので、東京オリンピックに出場することはできません。
本人は2024年のパリ五輪を目標にしているとのことです。
パリ五輪のときに鈴木選手は29歳になっており、まさにマラソン選手として最も脂が乗っていることでしょう。
日本人男子マラソンでオリンピックのメダルを獲得する日も夢じゃないかかもしれませんね!!
これからも鈴木選手を応援していきます!!
本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!