日々の鍛錬を積み重ねてついにきたマラソン大会当日!!皆さん不安とともに武者震いに心躍っていることと思います!!
大会前日にはジタバタせずに、平穏に着実な調整をして就寝されたと思います。
でも起きてからマラソンスタートまでは、まだまだ何時間も空いています。
ここでうっかり変なことをしてしまったら、スタート前にレースの悪い結果が決まってしまうかもしれません。そんなの嫌ですよね。
今回はマラソン当日のスタート前にしてはいけないこと4選を紹介します。
なおストレッチについては、時代によって定説が変わったり、個人差が大きい部分なので割愛します。
参考文献は前回同様に以下の書籍です。この本の内容と私自身の経験談を元に解説していきます。最高のスタートを切るための準備をしましょう!
買ったばかりのウェアは身につけない
苦しい練習を乗り越えて辿り着いたマラソン大会は、ランナーにとっては晴れの舞台と言っても過言ではないでしょう!!
そんな晴れの舞台だからこそ、気合を入れたり、モチベーションを上げる為に、新発売のオシャレなウェアや、最新の機能性ウェアを新調して走りたくなってしまう人も多いと思います。
しかしマラソン大会本番では、新品のウェアは着ない方がいいです!
なぜなら、着慣れていない服の場合、脇の所の縫い目の位置や生地の素材、カットの深さなどが身体に合わずに、走り自体の妨げとなる可能性があるからです。
マラソンは何時間も同じ動作をし続けるスポーツなので、何千回、何万回と服と体の同じところが擦れ続けることになります。
普段ウェアを新調したときなど、いきなり練習で30kmと40kmとか走ることはないと思うので、擦れが気にならないままランニングを終えることになると思います。
そして何回か着ているうちにウェアが身体になじんできて、長距離を走っても問題が起こらない、自分カスタマイズのウェアに仕上がっていくのです。
逆にそのような着慣れをしていない服でマラソン大会に臨んでしまうと、レースの20km、30km地点で違和感が出始めて、最悪の場合痛みに耐えることができずレースを中断することになってしまう恐れがあります。
これは着慣れているウェアでも起きうることなので、新調した堅いウェアでは発生する可能性がグンと上がるので、用心することに越したことはありません。
この他にもサングラスやウエストバッグ、ポーチなど、身につける全てのもので擦れの可能性ははらんでいます。
大会の時に身につけるものは、よっぽどのことが無い限りは、普段から練習で使用していて慣れているものにしましょう!!
買ったばかりのシューズとソックスは履かない
これもウェアと同じ、いやそれ以上に重く考えなくてはいけないのが、シューズとソックスについてです。
マラソンは走る競技であり、足を使うスポーツなので当然ながら、脚部、特に足首の上下にトラブルが起きると致命的な事態になります。
まずランニングシューズは買ったばかりのものを大会で使うのは絶対にやめましょう!
履きならすためというのもありますし、シューズが自分に合っているかというのもある程度練習使って見ないと分からないのです。
最近のシューズは性能や柔軟性が向上していて、サイズを大きく間違えていなければ、そこまでフィットしないという状況にはなりにくいのですが、長距離を走ると人の足の形が変わることも考慮しなければいけません。
基本的には、何時間も走り続けていると、足の甲のアーチがどんどん下がってくるのに加えて、何千回と全体重が足にかかり続けることに寄って、足が膨張もしてきます。
そのようにマラソン中に足の形が変わることを加味したうえで自分の足に合っているシューズを選ぶ必要があるのですが、それはやはり店頭で試し履きしただけでは分からないのです。
実際に練習で長距離を走ってみないと、レース中で本当に辛くなってくる30km以降でシューズが文字通り足を引っ張る事態になりかねません。
なので店頭で試し履きをしてサイズが合っている靴を購入したら、練習で長距離を走ってみてフィットするかも確認してから、レースで履くようにしましょう!
ソックスも同様に履き慣れていないものは大会では避けましょう。
いまやソックスは通せる指の数や長さ、滑りやすさなど、形状・性能様々な種類のものが販売されています。
実際に肌に触れるものなので感覚は人それぞれであり、どれが合うのかは実際に履いて走ってみないと分かりません。
ソックスの違和感って一度感じるとレース中頭からずっと離れませんので、レースに履くソックスは履き慣れていて、履いていることを忘れるくらいのものを使うようにしましょう!
シューズを履くとき、片足を地面につけてはいけない
シューズを履くときに、当然片方ずつ履くことになりますが、もう片方の足を地面につけて履くのは絶対にやめましょう!!
なぜならこの履き方をすると、小さな砂や石などの異物がシューズ内に混入する可能性があるからです!
もし入り込むと、小さな砂が足の裏に擦れ続けて、20km、30kmと走り続けていくうちに、レースを続けられないほどの痛みが発生する恐れがあります。
小さな異物は履いた時にはわからなくても、シューズを履いて移動しているうちに場所が移って足裏にかかってしまうということもあります。
レース中には止まってシューズを履き直すなんてしたくないですよね。
なんにせよ、最初からそのような異物が混入しないように細心の注意をする必要があります。
走り出す前ならちゃんと座ってシューズを履くようにしましょう!面倒くさがって手を抜いたら後で後悔するのはあなたです。
シューズの紐をきつく締めすぎてはいけない
レース中に靴紐がほどけてしまわないかと心配になり、紐をものすごくキツく締めてし編む人がいます。
しかし靴紐をきつく締めすぎると、神経や血管がたくさん通っている足の甲が紐で圧迫されることで血行不良となり、足が痙攣しやすくなるという報告も実際にあります。
なのでシューズの紐は、きつく締めすぎないように気を付けながら、足の先の方を少し強めにして、足首に向かっていくにつれて徐々に緩くなるように締めましょう。
また足の締め付けを強くするのではなく、紐の結び目の部分を思いっきり強く結ぶようにしましょう。
こうすればよほどのことが無い限りほどける可能性は低くなるでしょう。それでも紐がほどけてしまうことがあったら、それは時の運と考えて焦らず結びなおしてください。
おわりに
マラソン当日スタート前にしてはいけないこと4選を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
マラソンは日々の練習の中で、自分に合うウェアやシューズを見つけるところからレースが始まっていると言っても過言ではありません。
ランニングに関わる全ての行動がレースの結果に直結していきます。毎日の練習から本番を意識して取り組むようにしましょう!!
本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!