東京オリンピック2020も残る日程もわずかとなってきました。
いざ始まってみると、アスリートの活躍に目が奪われてしまいますね!
ということで今回も、オリンピック競技の雑学を紹介していきたいと思います!
第4回目は『空手』です!
空手道を極めし戦士たちの戦いに刮目せよ!
空手のルール
日本人のなじみの深い空手ですが、オリンピックで採用されたのは今回の東京オリンピック2020が初めてとなります。
それではオリンピックではどのような種目で競われるのでしょうか。
空手には大きくわてけて「形」と「組手」があります。
形
「形」は、目の前に敵がいると仮定して、その仮想敵に対する攻撃と防御を流れるように組み合わせた演武の完成度で競われます。
仮想ではありますが、空手の技の意味を正しく理解した上で繰り出す突きや蹴りでないと高評価は得られません。
要は「俺が考えたカッコいい技」をやっても評価は得られないというわけです。
その空手の基本に加えて、スピード、バランス、リズム、パワーがどれだけ華麗に組み合わされているかが評価のカギとなります。
形は世界空手連盟が認定している70種類以上の形中から選手が選びますが、一度行った形は同じ大会内では再度使うことができません。
そのため予選から決勝まで進む想定して、選手は4種類ほどの形を用意して大会に臨んでいます。
選手は各々が持っている得意な形を、どの相手に対して出すかなどの駆け引きが求められます。
有力選手でも、得意な形を決勝まで温存しようと思ったら、予選で負けてしまったなんてことも起きえてしまいます。
組手
「組手」は、2人の選手が1対1で8m四方の競技場に立ち、手と足を使って、「突き」、「蹴り」、「打ち」の3種類で攻め合います。
攻撃は「上段(頭部、顔面、頸部)」、「中段(腹部、胸部、脇部)」のどちらかを、『良い姿勢で威力のある攻め』をしないといけません。
まら空手は攻撃を相手の身体には当てない「寸止め」が基本となり、相手を過度に打つと反則になります。
試合展開はとてもスピーディーで、一瞬も目を離すことができません!
空手の雑学
空手にもプレミアリーグがある
プレミアリーグといえばサッカーが有名ですが、空手にもプレミアリーグが存在します。
2011年から世界空手連盟が主催している「KARATE1プレミアリーグ」です。
年間通じて世界各地で行われている空手の国際大会のシリーズで、世界空手連盟のシニアランキングトップ100以内の選手だけが参加できる、まさに空手界最高峰の大会です。
年間を通して最もよい成績を収めた選手には「グランドチャンピオン」の称号が与えられます。
『押忍』の語源は『おはようございます』?
空手や柔道の道場での挨拶に「押忍(おす)」というものがありますよね。
会社でも後輩が何気なく使ったりします。
この言葉の語源の一つに、「おはようございます」が「おはよーす」などと略されていくうちに、「お」と「す」だけが残り、そこに「押して忍ぶ」という「我慢する」という意味の言葉の漢字が当てられたという説があります。
他にも相手の押しに耐えることを「忍す」といったことから「押忍」という言葉が生まれたという説もあります。
形と組手では空手着が異なる
空手の種目は「形」と「組手」がありますが、それぞれの選手が身につけている空手着は異なっています。
形用の空手着は、演武の際に見栄えが良く、また動きに合わせて衣擦れの音が出るよう
厚手の帆布製になっています。
組手用はの空手着は、動きやすいように薄手の生地でできています。
元々は同じ空手着を使用していましたが、競技の発展とともによりそれぞれの競技に即した服に変遷していったようです。
おわりに
実は空手がオリンピックで見られるのは今回の東京オリンピック2020が最後となります。
次のパリオリンピック2024では種目から除外されることが決まっているからです。
今回の大会で是非テレビ観戦し、選手たちの熱き闘いを目に焼き付けましょう!!
参考書籍
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本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!