先日、千葉県の鋸山で登山をしてきました!
鋸山って名前は昔から知っていて、採石場跡や大仏像があったりと一風変わった雰囲気が楽しめるということで行ってみたいとは思っていました。
ただいかんせん横浜在住の私が電車や車で行くには東京都を経由してグルっと大回りせねばならず、なかなか足が遠のいておりました。
そんな中で鋸山について調べていると、なんと神奈川の久里浜港からフェリーが出ていて、鋸山のふもとの金谷港まで船で40分でいけるというではないですか!!
登山と船旅を1日で楽しめるなんて、なんというお得なコースなんだ!!ということで逸る脚を抑えて鋸山ツアーに行ってきました!
今回はその模様をお伝えします。
鋸山って神奈川からだとちょっとアクセスが悪くてなあ。。。と思っていた人は是非参考にしてみてください!
東京湾横断鋸山ツアーの始まりです!
鋸山の簡単な紹介
さてまずは鋸山の詳細について紹介します。
鋸山は千葉県の安房郡鋸南町と富津市との境に位置する標高329.4メートルの山です。
実は正式な名称は乾坤山(けんこんざん)といいます。
電車で行く場合の最寄り駅はJR内房線浜金谷駅、または保田駅となります。
ただ今回はフェリーで行くため、金谷港が最寄り駅となります!!港が最寄りってカッコイイ笑
金谷駅や金谷港からハイキングコースの入り口までは歩いて15分ほどとなり、交通拠点からのアクセスも良いと言えます。
ハイキングコースも複数あり、どのコースもきつすぎず緩すぎずといった感じで、登山初心者でも家族連れでも楽しめるおすすめの山です。
またロープウェーもあるので、登山はそこまで頑張りたくないけど、山頂から綺麗な景色は見てみたいという人はロープウェーで山頂付近まで一っ飛びするのもありかと思います!!
メンバーや登山スタイルに応じて登りかたを変えて楽しめる山ですね!
そして鋸山は凝灰石からなっており、建築などの石材として適していたため、良質石材の産地として、江戸時代から盛んに採石が行われてきた歴史がありました。
採石の結果露出した山肌の岩が鋸の歯状に見えることか鋸山という名で呼ばれるようになったそうです。
採取された石材は、幕末から明治、大正、昭和にかけて、主に横須賀軍港や横浜の港湾設備、東京湾要塞の資材として利用されました。
1985年に自然保護規制の強化により最後に採石を終了となり、石切場や石材搬出路の跡は産業遺産として観光資源になっており、その形跡は鋸山の中腹で観ることができます。その光景は圧巻ですよ!
久里浜港からのフェリー乗船
それでは鋸山フェリー登山ツアーのスタートです!!
私が住んでいる横浜市からスタートして、まずはフェリーの乗船地である久里浜港を目指します!
ちなみに今回は車やバイク、自転車など自分の乗り物を使わないで向かう場合です。
横浜駅からだと、横須賀線で56分、京浜急行で43分で到着します。
久里浜駅に到着してから、久里浜港まで歩いていくと約20分くらいかかります。
バスも出ていて東京湾フェリー行きのバスに乗ると約10分(200円)で久里浜港に到着します。
久里浜港に着いたらこの建物の中に入って、まずは乗船券を買いましょう。
ここで乗船券を購入するのですが、片道券か往復券を購入しましょう。帰りもフェリーで帰ってくる予定の人は迷わず往復券ですね。150円だけ割安になりますよ。
ちなみにこのフェリーは自動車・バイク・自転車での乗り込みも可能です。今回は省略しますが、房総半島のドライブを楽しみたい人は、是非利用してみてください!!
出航ダイヤは以下のような感じで、だいたい1時間おきに出航しています。帰りの便も同じような間隔で出ているので、滞在しすぎて帰れなくなるということはなさそうです。ダイヤは複数あるので、当日ホームページで確認するのがよいと思います・
こちらが久里浜港と金谷港を結ぶフェリーです!ワクワクしますね!!
このフェリーに乗船すると久里浜港から約40分で千葉県の金谷港に到着します。
船は客室も広々としており、デッキも開放感があって、外にいても中にいても楽しめる空間です。船の中には売店もあり、飲食を楽しむこととができますよ!
さてのんびりとして船旅を楽しんでいるうちに、40分ほどで金谷港に到着します!
金谷港到着から鋸山の山頂へ!
さて金谷港に到着し、早速鋸山に向かいましょう!
ロープウェーを使う人は、海沿いを15分ほど歩いて、ロープウェー乗り場を目指してください。
麓からの登山を楽しみたい人は、以下の地図の「分岐A」という場所を目指してください。
このような分岐があり、登山道が複数に分かれています。
左の道が「車力道コース」、真ん中の階段が「関東ふれあいの道」となります。右の道は山頂には続いていないので進まないでください。
両方の道は難易度はあまり変わらない感じです。
行き帰りで同じルートのピストンでもいいですし、行きはこっち、帰りはこっちというのもいいでしょう。
今回私は、行きは「車力道コース」、下山は「関東ふれあいの道」というルートを選択しました。
登山の際はこちらのサイトのマップが見やすいので、参考にしてくみてください!
標高330mということで、百名山を30座以上踏破してきた私にとってはハイキングレベル...って思って侮っておりました。。
普通にけっこうキツかったです!!!やっぱり直登というのはキツイ!!
そしてこの蒸し暑い時期だと汗もダラダラ垂れてきました。くー!!
有名な山ということもあり、登山客も大勢いました。外国人の方がかなり多かったのが印象的でしたね!海外のガイドブックで紹介されてたりするのでしょうか?
今回の登りのルートだと途中に石切り場は無いルートだったので、黙々と山頂を目指しました!
途中にあった展望台からの景色が美しかったですね!
そして1時間半ほどの山行で無事山頂に到着しました!!
正直山頂からの展望はあまり開けておらずって感じでしたね。景色を楽しみたいのなら、先ほどの展望台に向かうことをおすすめします!!
下山途中に石切り場の迫力が凄かった!
山頂で20分ほどゆっくりし、いざ下山スタートです。
今回は大仏や、岩舞台、地獄覗きといった名所には寄らないことにしました。
そっちまで行くとちょっと下山ルートから外れるんですよね。。私は石切り場の洞窟後が見れたらそれでよかったので、特に寄り道することなく下山していきます!
15分ほど下ると、目的の石切場が見えてきました!!これが産業遺跡になっている『石切跡地 観音洞窟』ですね!
いやー壮観!こういう光景ってちょっとドキドキするというか怖いというか、ロマンがありますね!
栃木県の大谷採石場にも行ったことがありますが、あの洞窟に入ったときと同じような感情になりました!ドキドキ。。
ということでお目当ての光景も観れたので、ズンズンと下山していきます。石切洞窟からさらに40分ほど下ると、最初の分岐に到着して鋸山登山終了です!
お疲れさまでした!!
下山後の温泉に入り再びフェリーで久里浜港へ
登山が終わったら温泉ですね!温泉に浸からねば1日が終わらない!!
今回はこの『かぢや旅館』さんの日帰り温泉にお世話になりました。
渡り廊下が面白い雰囲気でした。時間帯がよかったのか温泉は貸切でしたね笑
温泉後は飯ですね!港町ということで海鮮系のお店がたくさんありました!悩みましたが港で一番大きくてきれいだった『地魚鮨 船主総本店』さんに入りました!
ちょっと高めのみ海鮮定食を注文しました。やっぱり旅行では飯は糸目をつけないようにしています!食事が楽しめればそれでよし!
美味しい海鮮も食べたので、再びフェリーに乗って久里浜港に帰ります!
帰りの便も1時間おきに出航しているので、温泉や食事とうまく時間調整できますね!
フェリーに乗船して席に座ったら、かなり疲れていたのか、久里浜港に着くまで爆睡してしまいました笑
寝ている間に久里浜港について今回の旅行は終了です!いやー楽しかったぜ!!
おわりに
ということで今回の東京湾横断鋸山ツアーは終了となります!正直鋸山のことなめてました!!めっちゃ楽しかったです!
海と山の両方が日帰りで楽しめるフェリー鋸山登山、是非楽しんでみてください!
本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!