日本の一大観光地である「日光」に皆様は行ったことありますでしょうか?修学旅行で行ったことがある人もいるかと思います。
そして皆様は「日光」という名前の由来についてご存知でしょうか。
実はこれには、奥日光の中禅寺湖の畔に悠然とそびえる男体山が関係しているのです。
今回は日光という名前と男体山の関係性について解説していきます!
男体山とは?
男体山とは奥日光の中禅寺湖の畔に美しく屹立している関東地方有数の高山です。
深田久弥氏の日本百名山にも選定されています。
そしてその麓には二荒山(ふたらさん)神社があり、男体山は二荒山神社の御神体として奉られています。
男体山は二荒山神社の所有地であり、二荒山神社が認めた登拝期間以外は一般の人は入山することができないような神聖な場所とされています。
男体山はかつては「補陀落山(ふだらくさん)」と呼ばれていました。
補陀落とは観音様の浄土のことで、はるか南のインドに近い洋上にあると信じられていた観音様のお住まいのことを指しています。仏教用語で呼ばれていたということですね。
「日光(にっこう)」という名前の由来
かつては補陀落山と呼ばれていた男体山ですが、やがてその呼び方が短くなって「ふたらさん」と呼ばれるようになります。
そしてその麓にあるお社は「二荒山(ふたらさん)神社」と名付けられます。
この二荒(ふたら)ですが、「にこう」とも読みます。この「にこう」から転じて、縁起のいい名前にしようということで「日光(にっこう)」になったとされています。
つまり日光という二荒山神社の御神体そのものである男体山こそが日光という地名の名付け親といえるのではないでしょうか。
補陀落(ふだらく) → 二荒(ふたら) → 二荒(にこう) → 日光(にっこう)
ちなみに現在の男体山という呼称は、東北側の山続きの女峰山との対で付けられたものと考えられています。
おわりに
いかがでしたでようか。国内でも有数の観光地である日光という地名が実は百名山から来ていたとされるているのは山好きとしては感慨深いものがありますね。
皆様が次に日光に行く際は、中禅寺湖に悠然とたたずむ男体山も近くまで観に行ってはいかがでしょうか!
参考文献
本日も拙いブログを読んで頂きありがとうございました!!!Have a nice run!