『登山を始めてみたいけど、何から揃えればいいか分からない!』という人はいませんか?
何事も最初が肝心です。初期の頃に行った山の思い出はとても印象に強く残ります。
ここで楽しい思いをするか辛い思いをするかで、今度の登山との接し方が大きく変わります。
少しでも楽しい思いをするために必要な装備を確認していきましょう。
700m~800mの登山に必要な装備
登山をよくやる人の感覚からすると、1000m以下くらいの山は「低山」という捉え方をしています。1500mを越えてくると本格登山というような感覚です、
でも普段登山をほとんどしない人にとっては1000m以下であっても一大行事だと思います。しっかりとした準備をして少しでも不安を払拭して登山に臨みましょう。
登山の3種の神器を軸に考える
登山における3種の神器と呼ばれるものがあります。
・ザック(リュック)
・登山靴
・レインウェア
1000m以下の山でも3,000m超の山に行く場合でも基本はこの3つを軸に装備を整えていきます。変わるのはその装備のレベルです。
市内を走るのにF1カーに乗る人はいないように、1000m以下の山に登るのにエベレスト登山の格好をする必要はないのです。
ではどのようにするかというと
・ザック(リュック)
⇒ 30Lくらいの街用のものでOK、ただし汚れてもいいもの
・登山靴
⇒ 動きやすい運動靴(スニーカー)、ただし汚れてもいいもの
・レインウェア
⇒ 軽めの雨ガッパ、もしくは小さめの折り畳み傘
こんな感じです。正直コテコテの装備は必要ありません。
1000m以下の登山ならおそらく往復で2~4時間くらいの山行になると想定されますので、万が一の事態に備えて荷物を増やすよりは、最小限の荷物で快適に行くほうが良いです。
何より大事なのは、「汚れてもいい格好」で来ることです。登山道は整備されていない土の道を歩きます。
靴は汚れますし土も中に入ってきます。リュックを地面に降ろせば当然泥がつきます。
ということで「なるべく簡易なで汚れてもいい装備」を軸に考えることをおすすめします。
季節によって持っていく物を増減させよう
山は登る季節によって様相が全く違います。なのでシーズンによっては持っていく物も微妙に変えていかないといけません。
春・夏登山で持っていくといいのが「多めの飲み物」、「虫よけスプレー」です。
春・夏はとにかく「水分」を多めに持っていきます。山の中には自販機はありません(山頂にはあったりしますが)。
なので登山中に必要な飲み水は全て自分で持っていく必要があります。とにかく飲み水は多めに持っていくようにしましょう。
あとは虫よけスプレーもあるといいです。標高の高い山は山頂に近づくにつれ虫も減ってくるのですが、低山では常に虫がつきまといます。
気休めかもしれませんが虫よけスプレーで対処しておくとよいでしょう。
秋・冬登山で持っていくのがいいのが「少し過剰なくらいの防寒具」です。
登っている途中は身体を動かしているので寒く感じることはあまりないです。しかし山頂についたらご1時間くらいは身体を休めることになります。
そうなると気づかぬうちに体温が低下していくので、厚着してカバーする必要があります。
ユニクロの「ウルトラライトダウンジャケット」はコンパクトに収納出来て、かつ防寒性も優れているので登山のおともに最適です。
あとは「手袋」、「ネックウォーマー」、「ニット帽」などを、その日の天候に応じて追加すれば、山で寒い思いをすることはなくなるでしょう。
これがあると便利な持ち物
今までの僕の登山経験の中で、持って行って役立ったというプチアイテムを紹介します。
・レジャーシート ⇒ ご飯の時に汚れなくて済む
・ビニール袋 ⇒ ご飯のときに出たゴミなどを一つにもとめておける、雨が降ってきたときにリュックにかぶせる
・ウェットシート ⇒ 汗をかいたときにふける。ご飯前にこれで手を洗える
などなどです。
まとめ
ここまでで紹介してきたものをまとめると以下のようになります。
【必須アイテム】
・動きやすい運動靴(スニーカー)、ただし汚れてもいいもの
・軽めのリュック。30Lくらいの街用のものでOK、ただし汚れてもいいもの
・軽めの雨ガッパ、もしくは小さめの折り畳み傘
【春夏】
・「多めの飲み物」、「虫よけスプレー」
【秋冬】
・少し過剰なくらいの防寒具
【あると便利】
・レジャーシート
・ビニール袋
・ウェットシート
非日常を味わえる登山は、生涯にわたって楽しめる素晴らしいレジャーだと思います。質問者この登山を通じて少しでも山に興味を持ってもらえたら幸いです。