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いつからお前が役員報酬の額を自由に決められると錯覚していた?

前回の記事では役員報酬と平社員の給与の違いについて紹介しました。今回はその続きです。 

※前回の記事 


豚猫カンパニーの取締役の1人である猫役員は無類の車好き。販売開始されたばかりのランボルギーニの新車がどうしても欲しくなり、いきなりこんなことを言い始めました。

 

俺役員だけど、ランボルギーニ買いたいから来月貰う予定の役員報酬を5億円にするわ!

赤いスポーツカーのイラスト

  

薄給であくせく働く社員を尻目に役員がこんなことを言い出して、社内の雰囲気は最悪ですが、実際にこんなことは可能なのでしょうか?

 

 

  

役員報酬、自分で決めていいですか?

 

役員報酬とは、『会社の経営に対する対価』であるということは前回述べました。

 

ではその対価をどこからもらうのかというと、もちろん会社からもらうこととなります。

 

では「会社」とは何かと考えると、それは出資している「株主のもの」と考えられます

 

役員報酬とは

「会社=株主」が金額を決めて役員に支払う経営の対価

 

同族経営の会社の場合は、ほとんどの場合『株主=役員』であるため、役員報酬は役員が決定することになります。

 

役員報酬は役員自身が決めているというイメージがあるのも、この同族経営の形式が頭にあるからかもしれません。

 

集まった家族のイラスト

 

私、役員じゃないんですけど、いくらもらえますか?

 

ただし上場している会社の場合はそうはいきません。

 

株式を持っている役員もいますが、大部分はその会社の役員でない、外部の人間や機関が株主となります。

 

そうなってくると「会社=株主」が金額を決めて役員に支払う経営の対価という役員報酬の性質から、役員が自分で役員報酬を決めることが難しくなります。

 

そのため上場している会社の場合は、株主の総意として株主総会にて役員報酬に関する決議をとることとなります。

 

役員が自身の報酬について提案することができますが、あくまで金額の決定は総会の決議によります。

株主総会のイラスト

 

うち同族なんで、じゃあ自由に決めさせてもらいますわ。

 

さて豚猫カンパニーの話に戻りましょう。

 

豚猫カンパニーは何を隠そう、役員を全て親族で固めたゴリゴリの同族経営の会社です。株式も全て親族役員が保有しております。

 

うちは同族経営の会社なので、役員の報酬は自分たちで自由に決めさせてもらいますよ。他の役員(パパ・ママ)もOKしてくれたので!

 

他の株主=役員の了承も得た猫役員。お目当てのランボルギーニを手に入れるのも目前....というところで猫役員の背後に忍び寄る影が...

 

税務署のイラスト(確定申告)

 

豚猫カンパニーの役員報酬のゆくえについては、次回に続きます。 

 

 

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