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【2019年の目標】フルマラソン:サブ3 、 ハーフマラソン:サブ1.5、 5km:16分切り

映画「サムライマラソン」の題材『安政遠足』とは!?日本のマラソンの発祥に迫る!

先日、映画『サムライマラソン』の完成披露イベントの模様がニュースになっていましたね。主演の佐藤健、共演の小松菜奈、バーナード・ローズ監督など豪華な顔ぶれが話題になっておりました。 

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ただランナーたるもの、そんな豪華な出演陣よりもマラソンと名のつくタイトルの方が気になってしまいました。しかも調べてみるとどうやら、このサムライマラソンというのは、江戸時代に実際にあった『安政遠足』なるものを題材にしているということなので、今回はその『安政遠足』について調べてみました。

 

 

 

安政遠足(あんせいとおあし)とは?

安政遠足の概要

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まず読み方は『あんせいとおあし』です。「えんそく」ではありません。

 

安政遠足が行われたのは1855年(安政2年)のことです。世は徳川家定が将軍の時代ですね。ペリーの黒船がやってきた翌年です。

 

舞台は上野国(群馬県)碓氷郡安中地方を領有した小藩である安中藩(あんなかはん)です。

 

安中(あんなか)藩主板倉勝明は藩士の心身鍛錬のために、50歳以下の藩士96人に安中城門から碓氷峠の熊野権現神社まで徒歩競走をさせたと言われております。そしてその着順を記録させており、これが『安政遠足』と呼ばれております。

 

このときの着時間や着順・氏名は「安中御城内御諸士御遠足着帳」と呼ばれる古文書に記録されております。記録は着順のみでありタイムは残っていませんが、記録を競う遠足はこれが初めてであったと考えられることから『日本におけるマラソンの始まり』といわれています。

 

安中城址には「安中藩安政遠足の碑」と「日本マラソン発祥の地」の石碑が建てられています。

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開催は1日だけでなく、5月19日~6月28日までのうちの16日間におよび、6~7名に分かれた藩士が順々に走ったようです。 

 

安政遠足(1855年)の実施要項

それではマラソンの発祥ということなので、この安政遠足の当時の実施要項を見ていきましょう。

 

大会名:安政遠足(あんせいとおあし)

日にち安政2年(1855年)の5月19日から6月28日(雨天決行)

コース安中城から藩境の碓氷峠山頂にある熊野権現神社まで約29km (標高差は約1,000m)

 

申し込み:6~7名のグループを組んで出走。前日までに届け出が必要です。

禁止事項:馬や駕籠を使用した者は処罰します。

完走証ゴールの熊野権現神社の神主から通過時間を記した書き付けを受けとれます。完走証は安中城へ戻って大目付に提出してください。

参加賞:ゴールした人にはお餅やお茶がふるまわれます。

 

けっこうちゃんとしてますね。今でいうとマラニックとかに近いかもしれません。 

  

現代に残る安政遠足『安政遠足 侍マラソン大会』

この安政遠足は形を変えて現代にも残っています。

 

当時と同じく毎年5月に開催されており、コースも同じく「安中城址(武家長屋)~ 熊野神社(峠コース)」ということで当時と同じ雰囲気を味わえます。2019年は2019年5月19日に開催されます。

 

『勝ち負けにこだわらず楽しく走り切る』というのが大会のコンセプトで、参加者の仮装を推奨しています。大会当日はコース上で、審査委員が審査をし「仮装アイデア賞」を贈呈しています。

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安政遠足を題材にした映画『サムライマラソン』

過去にもこの安政遠足を題材にした映画『まらそん侍』(1956年、森一生監督)という作品がありましたが、2019年に放映される『サムライマラソン』は海外の脚本家バーナード・ローズ氏を監督に迎えた新しいテイストの作品となります。

 

この映画は2014年に発売された小説『幕末まらそん侍』(土橋章宏)が原作となっています。土橋さんといえば『超高速!参勤交代』などでも有名ですね。

 

2019年2月22日から全国ロードショーなので興味のある方は見に行ってください!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?日本のマラソンの起源について触れてみましたが、江戸時代でもマラソンの形というのはあまり変わらなかったみたいで嬉しくなりました。現代ランナーとしてマラソンという文化の襷をしっかりと後世へと繋いでいきましょう!!