※この記事は、2020年5月14日に更新しました。
『山頂でカップラーメンを食べたい』
『登山用の調理器具を買うのには、ためらいがある』
『オススメの保温容器が知りたい』
この記事は、そんな考えを持っている人へ向けて書いています。
山登りの楽しみといえば、綺麗な景色!下山後の温泉!そして山頂での美味しいごはん!だと思います。
なかでも山頂で食べるカップラーメンはまさに至高の味。
登山で失われた塩分と水分が身体にしみわたり、冷えた体を温めてくれるラーメンは一度食べるとやみつきになってしまいますね。。
さて今となっては山頂カップラーメンは普通になりましたが、登山を始めたころは山頂でどうやって作ればいいんだろうと思ってました。
特に山頂でお湯をどうやって調達すればいいのかという点を悩んでました。
今までの経験上、山頂でカップラーメンを作るには、これから紹介する3つの方法があると思っています。どの方法がいいか、検討しながら見ていってください!!
①山小屋で購入する&お湯をもらう
意外と盲点なような気がするのですが、ある程度の規模の山小屋は大抵の場合カップラーメンを販売しているのでそこで買うという手があります。
そしてセットでお湯ももらえます。
低山になると山小屋がある山は少なくなりますが、日本百名山のような人気の山には山小屋があることが多いですね。
自分の行く山に山小屋があるかどうかは、登山地図やネットでも調べられるので、この方法でカップラーメンを食べたいのなら事前に調べていくといいと思います。
①山小屋で購入する&お湯をもらう:メリット
・手ぶらでいいい
現地調達なので、荷物はいっさいかさばらないですね。お湯にする用の水ってけっこう地味に荷物になるんですよね。。
①山小屋で購入する&お湯をもらう:デメリット
・金額が下界と比べて高い
・必ずしも山頂に山小屋があるわけではない
これは仕方ないですが金額は下界と比べて高いですね。普通のカップラーメンが300円~500円ほどします。。まあ山価格ですね。
そして山小屋は必ずしも山頂にあるわけではないので、その場合は山頂でカップラーメンは食べられないですね。
標高が高い山で多いのが、山頂まで15分ほどの場所に山小屋があるパターンです。
山頂が狭い or 開けていないという山では山頂直下に山小屋を設けていることが多いです。
この方法で食べる場合は、山小屋がどの場所にあるかもチェックしたほうが良いですね。
②ガスバーナーを持って行ってお湯を沸かす
登山を始めたばかりにやってみたいことトップ3に入るのではないでしょうか。
ガスバーナーを持参して調理する方法です!!まさに山飯という感じでテンションが上がりますね!!
※ちなみに私はこの『PRIMUS(プリムス) 』のバーナーを愛用しています。コンパクトで使いやすくおススメです!
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②ガスバーナーを持って行ってお湯を沸かす:メリット
・どこでも作れる
・いつでもお湯を沸かせる(泊まりや縦走時に便利)
山小屋と違いガスバーナーの準備さえあればどこでもカップラーメンが作れるので自由度は高いですね。
狭い山頂でも作ることができるので、山頂からの絶景とともにカップラーメンを食べるという登山好きの憧れが簡単に実現できます。
また水さえあればお湯を沸かせるので、縦走で複数日山にこもっているような場合でも時間や場所を気にせず手軽にお湯を沸かせます。
カップラーメンに限らず他の料理にも使えるので、いろいろと楽しめますね。
②ガスバーナーを持って行ってお湯を沸かす:デメリット
・荷物がかさばる
・燃料切れを気にしなければいけない
・環境が悪いと火がつけられない。
この方法は荷物が多くなりますね。バーナー、鍋、水、着火マン(マッチ)が最低でも必要です。
ザックが大きいとたいして気になりませんが、30L以下のザックだとけっこうスペースを占領するイメージです。
また途中で燃料が切れると火がつかなくなるので、念のため予備のガスも持っていったほうがいいでしょう。
また山頂環境にも左右されます。
山頂が強風・強雨の場合は火をつけるのが困難です。
また山頂にある程度、平らな場所が無いとガスバーナーを置けないので、急峻すぎる山だと作れないことがありますね。
ガスバーナーは自由度が高いのは間違いないですが、意外と制約があるのも事実かと思います。
③保温ボトル(魔法瓶)にお湯を入れて持っていく
最後に紹介するのが『保温ボトル』にお湯を入れて持っていく方法です。
個人的にはコレが一番楽だなーと思っています。
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家を出る前の朝5時にお湯を沸かして保温ボトルに入れておくと山頂でカップラーメンを食べる時間帯の11時~14時くらいまでは高温状態を保つことができるので問題なくラーメンを作ることができます!!
③保温ボトル(魔法瓶)にお湯を入れて持っていく:メリット
・どこでも作れる
・環境に左右されない
・山頂ですぐに作れる
バーナーと同様にどこでも作れる自由度があるのですが、さらに強風でも強雨でも関係なくカップラーメンが作れます。
なんたってもうお湯は沸いてますからね。環境に左右されないのは大きいと思います。
また山小屋に買いに行く・お湯を沸かす時間を省略できるので、本当に山頂についたらすぐに作り始めることができます!
やっとのことで山頂に着いたのに、山小屋が混んでいたり、バーナーがなかなか火がつかなくて手間取っていたりしたら身体も冷えてしまいますし、せっかくの高揚感も下がってきてしまいますね。
登頂の興奮冷めやらぬままカップラーメンが食べられるのでオススメです。
③保温ボトル(魔法瓶)にお湯を入れて持っていく:デメリット
・日帰り登山にしか使えない
・ボトルの大きさによってはかさばる
お湯を事前に家で沸かしておくスタイルなので、日帰りの登山でしかこの方法は使えません。
お願いすれば山小屋でお湯を入れてもらえるかもしれませんが、絶対できるとは言い切れませんね。。
また大きさによっては荷物としてかさばりますね。
だいたい1Lか500mlのタイプがあるのですが、1Lタイプは高さがあるのでザックが小さいとスペースをとると思います。
カップラーメンを食べるのには300ml~400mlくらいの水が必要なので500mlタイプでも大丈夫ですが、その他にも温かいコーヒーなどが飲みたいという人は1Lタイプを購入したほうがいいかと思います。
僕が今使っていてオススメなのは『THERMOSの山専用ボトル』です!保温できる時間、容量など過不足ないので是非使ってみてください!
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おわりに
まとめると以下のような感じです。
・とりあえず山頂ラーメンが食べたい人 ⇒ 山小屋
・自分でラーメンを作りたい人 ⇒ 日帰り:保温ボトル、縦走:バーナー
さていかがでしたでしょうか。
山頂でラーメンを食べるイメージがつきましたでしょうか?みなさんの楽しい山ライフの一助になれば幸いです!
最後に一言....
『割りばしを持っていくのを忘れがちだから気を付けてください!!!!』