※この記事は、2020年5月13日に更新しました。
『ランニングの動画を撮影したい』
『どのアクションカメラを買えばいいか悩んでいる』
『SONYのアクションカムの使い勝手が知りたい』
この記事は、そんな考えを持っている人へ向けて書いています。
シドニーマラソンまでいよいよあと10日を切りました!
せっかくの初海外マラソンということで今回はタイムは気にせず楽しみながら走る「ファンラン」でいくことにしました。
そして、どうせなら走ってる時の動画を撮影したいなと思いました。
というのも6月の飛騨高山ウルトラマラソンに出場する前に、Youtubeで過去に飛騨高山ウルトラに出た人が走ってる間の動画を投稿したものを見てコースの予習をしていたのですが、その撮影風景がなんか楽しそうだなーと感じて、自分もマラソン動画を撮りたいなーと考えていたのが大元です。
そこでせっかくのシドニーマラソンという一大イベントを機に、マラソン動画撮影用のビデオを購入いたしました!
今回はそのビデオの紹介と、ランニング時にどうやって撮影するのがベストなのかをいろいろと検証してみたのでそれを紹介したいと思います!
SONYのアクションカムを購入
ということで今回購入したのは、こちらです!
SONYのアクションカム『HDR-AS300R』
通常のビデオカメラとは一線を画し、スポーツ中の動画を撮影することをコンセプトとして作られているアクションカメラの一つです。
スペックや、なぜこの機種を買おうと思ったかなどを細かく説明しようと思ったのですが、それをすると長くなってしまいそうなので、別記事で改めてやりたいと思います。
今回は、ランニング動画撮影方法についての検証がメインです!
アクションカムでランニング風景を撮影
ということでアクションカムでマラソン動画を撮影するには、どうするのが一番いいのかというのをいろいろと検証してみました。
それぞれ撮影方法の良い点・悪い点について僕の感想を述べて、最終的にどれを採用したか紹介しようと思います。
①頭に装着する
アクションカムを購入したと時に一番最初にイメージしてたのがこの『頭に装着する』でした。というのもそのためのアクセサリーがあるからです。
『ユニバーサル ヘッドマウントキット』というもので、頭にゴムバンドを巻き、それにアクションカムを固定することで、目線と同じ高さの動画が撮影できるというものです。
装着するとこんな感じになります。なんかよさげですね。
ということで、頭につけて走ってきた動画が以下のものです。
初めて動画編集してみました。と言っても切り貼りしただけですが笑
①アクションカム ランニング動画:頭に装着するヘッドマウントキット)
【①頭に装着する:良い点】
・目線の高さで撮影できる
・顔を動かすと、映像が追従する
・手がふさがらない
最大のメリットはやはり、自分が見ている景色に近い動画が撮影できるというところですね。
目線と同じ高さかつ頭に固定しているので、首を回せばその方向にビデオが向くわけです。
そして手がふさがらないのも地味に良い点ですね。
これは後々紹介する撮影方法との比較になってしまいますが、手が自由に使えるというのは地味に大きいメリットです。
【①頭に装着する:悪い点】
・画面がかなり揺れる
・頭の締め付けが地味にきつい
・帽子が外せない
・恥ずかしい
直地の衝撃があるのでやはり画面は安定しないですね。
もう少しきつめに巻けばブレも抑えられるかもしれないのですが、正直頭に何かをきつく巻いた状態で運動するというのはかなりの苦痛でした。
これを4時間近くやるのはキツイと思いました。。
また直巻きは痛そうなので帽子の上から巻いたのですが、こうすると帽子を気軽に外せないので、汗をぬぐうといったことがしづらいです。
僕は汗をよくかくほうなのでコレができないのはちょっとキツイです。
そして地味なことですが、頭にカメラをつけるのは結構恥ずかしいです....周りからの視線が怖いです。
ということで、リアルな映像が撮れるというメリットはありましたが、走行時の快適性が著しく損なわれる感じたのでこの方法は不採用です。
おそらくは自転車走行や、ハイキングなど、上下動が少ない運動時に使うのに適した撮影方法だと思います。
②腰につける
頭につけるのはあきらめましたが、どこか別の場所に装着すればもっと安定するのではないかと思い考えた結果、『ヘッドマウントキットを腰に装着する』という方法を試してみました。
これなら頭の締め付けによる苦痛も無いですし、恥ずかしさもかなり軽減されるはずです!
ということで、以下の動画が腰に装着時のものです。
②アクションカム ランニング動画:腰に装着する(ヘッドマウントキット)
【②腰につける:良い点】
・締め付けによる苦痛は少ない
・そんなに恥ずかしくない
これは頭に装着時との比較ですね。デメリット2つが解消されました。逆に言うとそれ以上のメリットがあまり見つけられなかったですが....
【②腰につける:悪い点】
・腰の位置なので、視点が低い
・かなり映像が揺れる
・足音がかなり入る
・カメラの向きがすぐにずれてしまう
これは腰につけた悪い点がもろに現れました。やはり装着箇所が低いので、当然撮影動画も低い視点になります。
マラソン中にランナーに囲まれると、他の選手の背中しか撮影できなくなってしまいそうです。
また足に近い箇所につけたせいで、着地の衝撃による揺れが頭装着時より大きくなりました。足音もめちゃくちゃ拾ってしまっています。
そして腰に巻いたベルトがだんだんとズレて気が付くとカメラが正面ではなく、斜め前向いてしまいました。これは腰につけたので骨盤の動きと連動してベルトが動いてしまったからだと思います。
大きなメリットもなく、デメリットの方が目立ったのでこの方法も不採用です。
③手で持つ
体に装着するのはランニングにおいては、動画の安定性に欠けるということが
分かったので、初心に戻り『手で持つ』方法を試してみました。
【③手で持つ:良い点】
・着地の衝撃によるブレを抑えられる。
・カメラの向きを自由に動かせる
手をなるべく動かさないように意識すれば、着地時の衝撃をかなり抑えられました。またカメラを固定していないので自分が撮りたいものにカメラを向けることができます。
【③手で持つ:悪い点】
・手がふさがる
・手を上げ続けなきゃいけない
・手を振れない
・カメラを落としそうで怖い
悪い点はやはり、片手がふさがってしまうことですね。エイドステーションや、汗をぬぐうときなどは少し不便を感じてしまうかもしれません。
また動画を撮るためには、一定の高さに手を固定して上げ続けなきゃいけないので地味に疲れます。
そしてランニングという運動の中で大事な手を振るという動作が封じられてしまうというのは、けっこうストレスですね。。
この動画では慣れてないというのもあると思いますが、軽く手を振ってしまったせいで、画面が横揺れしてしまいましたが。まあこれは慣れの問題だと思います。
また素手持ちなので落とすのが怖いです。落として割れるのはもちろん、後続ランナーに踏まれるということも考えられますし。
ただ①、②に比べると撮影の自由度と、ブレの軽減という点で勝っていると感じたので、採用の可能性大です。
④シューティンググリップを持つ
手で持つというのが良さげとは思ったのですが、素手で持って落とすのが怖いというのがあったので、それを解消するためにアクセサリーの『シューティンググリップに装着して持つ』を試してみました。
こんな感じでアクションカムを取り付けて、手全体で握って持ちます。
ということで撮影動画がこれです。
④アクションカム ランニング動画:シューティンググリップを持つ
【④シューティンググリップを持つ:良い点】
・グリップがしっかり握れるので、安定感がある。
・安定しているので横揺れも少ない。
・素手持ちより視点が高くできる
・自撮りができる。
けっこうしっかりと握れるので、素手持ちの不安点だった落とす可能性は低くできると思います。またグリップの分だけ、高い位置から撮影できるので、素手持ちの時のように無理して手を高く上げる必要はないです。そして安定して持てているので、横揺れもかなり抑えられています。
またグリップをくるっと回せば自撮りもできます。ファンランには向いてますね。
【④シューティンググリップを持つ:悪い点】
・重い
・手がふさがる
・手を振れない
手がふさがる、手が振れないは③と同様ですが、さらにシューティンググリップがそこそこ重いので、4時間持って走ると思うと少しキツイかなあと思いました。
⑤フィンガーグリップを持つ
最後により軽く手持ちする方法は無いかということで、アクセサリーの『フィンガーグリップに装着して持つ』方法を試してみました。
こんな感じで穴に指を入れてひっかけます。
ということで撮影した動画がこれです。
【⑤フィンガーグリップを持つ:良い点】
・軽い
・指にひっかけて握るので落ちにくい
シューティンググリップと比べると、軽量かつコンパクトで取り回しがかなり楽になりました。
また穴に指を入れて握るので、グリップを握る④よりも落とすという可能性は低くなると思います。
【⑤フィンガーグリップを持つ:悪い点】
・手がふさがる
・手を振れない
デメリットは手がふさがるというところだけかなと思いました。
シューティンググリップと比べると、高さは若干低くなりますがそんなに気にする点ではないかと思います。
ということで、マラソン中は取り回しの楽さが何よりも大事ということに行き着いたので⑤の『フィンガーグリップを持つ』をマラソン動画撮影の方法として採用したいと思います!
おまけ
アクションカムで撮影する際に考えなければいけないのは『バッテリー』についてです。
正規のバッテリーは満タン充電でだいたい1時間半~2時間弱ほど撮影ができます。なのでフルマラソンなら最低でもバッテリーが2個以上必要となります。
正規のバッテリーを追加購入してもいいのですが、以下の代替バッテリーが安くてお得なのでコチラをオススメします!!
※シドニーマラソン時もこのバッテリーを使用しました。
まとめ
いろいろと撮影方法を検証してみましたが、あくまでも走ることがメインであり、撮影はサブ要素なので、ランに影響が少ない方法を採用することにしました。他にもっと良い撮影方法をご存じの方がいましたら教えて頂けると嬉しいです!!
ということでフィンガーグリップとともに、シドニーマラソンを駆け抜けてきたいと思いますので、レポートをお楽しみに!
もちろん動画もアップしますのでご視聴宜しくお願いします!!それでは!!
※実際にシドニーマラソンの模様を撮影してきました!以下の記事に動画を載せてあるので是非ご覧ください!